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《独自》「いい孫だったんですよ」女児に不同意性交、男児には“しょうゆ飲み罰ゲーム”…3度目逮捕の柔道教室塾長・石野勇太被告の祖母が語った人物像「最近、離婚したばかりで…」

NEWSポストセブン 2025年1月15日 7時15分

 2023年5月に男児(当時10歳)の口の中にしょうゆを無理やり流し込んだとして逮捕・起訴されたのは、柔道教室塾の運営に関わっていた設備工・石野勇太被告(32)。男が逮捕される前月、男児の父親が「(塾で)不適切な指導が行われている」と警察に相談したことから、事態が明るみに出たとされている。

 2024年12月18日には、被告は2024年5月に別の男児(当時11歳)の首を絞めた疑いで再逮捕。容疑はいずれも男の塾に通う教え子への暴行だった。大手紙記者が解説する。

「石野容疑者は暴行についての容疑を一部否認しています。関係者によれば、男の子にしょうゆを飲ませた件については『余興の“罰ゲーム”で飲ませた。無理やり飲ませたのではない』と話しており、首を絞めた疑いに関しても『腕を首に回しただけだと思っていた』などと、あくまで故意ではないと供述しているそうです」

 暴行の疑いが次々と明らかになるなか、新たな余罪も発覚する。被告は昨年10月、千葉県に住む女子を13歳未満と知りながら、抵抗できない状態にあった女子に対して性的暴行を加えた疑いで2025年1月8日に再逮捕された。事件を管轄する千葉県警市原署の副署長はこう話す。

「暴行事件の捜査過程で押収した被告のスマートフォンを解析した結果、不同意性交を裏付けるデータが見つかり、3度目の逮捕に至りました。1回目と2回目の事件に関しては、親御さんの相談がきっかけで発覚しましたが、今回の事実について女子の両親は認知していなかったということです。

 コミュニケーションこそできているものの、男は性的暴行の疑いについて事実を認めようとしていません。別の性的暴行の可能性も含めて、余罪を調べている状況です」

祖母が明かした石野被告の人柄

 設備工として働く傍ら、『石野柔道塾』を営んでいた石野被告。男の塾と関わりがあったという、ある柔道師範がこう漏らした。

「ときどきうちのクラブと一緒に稽古していましたが、とても明るい方で暴力的な指導をしていることなどはありませんでした。柔道の塾って、稽古をつける人だけでは手が回り切らないので、監視役というかサポーターのような大人がどこでもいるはずなんですが、そういう人がいない時に(暴行を)していたんでしょうか……。私は県が違うんですけど、千葉の県内では『あの塾はやばい』などの噂があったとは聞いています。

 柔道の先生っていうのは、子どもを鍛えるだけでなく人間形成も担うたいへんな仕事です。彼には『なぜ教え子にそんなことをしたのか』と問いたい」

 児童の人格形成を担うはずの柔道家が、なぜ教え子に手を出してしまったのか──。NEWSポストセブンは1月某日、その人物像について取材をするために被告の実家を訪れた。軒先にいた男の祖母が「いい子だったんだ」と語る。

「いい孫だったんですよ。家のことは全部やってくれてて、生活費からなにから面倒見てくれてたから。この家はあの子に全部食わせてもらってたんだ。この前まで奥さんもいたんだけど、離婚しちゃってね……。捕まったのが今も信じられない」

“精力善用”──自己の力を相手をねじ伏せるために使うのではなく、他人や世の中のために使うべきという柔道の心得のひとつである。

 石野被告はその立場と力を利用して子どもに手をかけ、柔の道だけではなく人道からも外れてしまった。

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