秋篠宮家では長男の悠仁さまが春に大学進学を控え、次女・佳子さまは30歳を迎えた。そうしたなか、2021年に結婚し、渡米した長女・小室眞子さんはどう過ごしているのか。知られざる実態について、証言が得られた。
小室圭氏と眞子さんの2人が「類例を見ない結婚」(当時の秋篠宮夫妻の言葉)をしてから3年以上が経った。
結納にあたる「納采の儀」など関連の儀式もなく、結婚で皇籍を離れる女性皇族に支給される一時金も辞退。2021年秋に入籍後、眞子さんは渡米し、米ニューヨーク州で弁護士を目指す小室氏との生活が始まった。
現地の大手法律事務所で2023年から弁護士として働く小室氏は、現在、国際貿易部門の業務を担当。その仕事ぶりは現地の社交界で話題のようだ。
「小室圭さんとは以前から日系企業のオーナーや幹部が集う日本クラブパーティーで何度かお会いしていました。名刺配りをして一生懸命、営業活動をされている姿をお見かけし、いつも爽やかに振る舞って、努力を惜しまない方との印象です」
こう語るのは、今は亡き日本人実業家ロッキー青木氏(本名・青木廣彰)の妻、青木恵子氏だ。夫が創業した米国の鉄板焼きレストラン「BENIHANA」の経営を継いだ“セレブ”だ。
夫の故ロッキー氏は米国で活躍した実業家で、元レスリング選手、冒険家など多彩な経歴を持つ。「BENIHANA」は世界で100店舗以上を展開する一大日本食チェーンに成長した。実は恵子氏は、2023年8月頃から小室夫妻と親交を持つようになったのだという。
「私は鶏卵大手・イセ食品(現たまご&カンパニー)の創業者で、秋篠宮家とも繋がりがある伊勢彦信・元会長と親交がありました。伊勢さんは小室さんご夫妻の支えになっていましたが、『自分に代わって“後見人”になってあげてほしい』と頼まれたのです」(恵子氏)
圭さんからLINE「自宅に招いてください」
米国で生活する小室夫妻は結婚後、一度も帰国していない。2023年11月にマンハッタンから郊外のコネチカット州に転居したが、現地でどんな生活を送っていたのか。
恵子氏は、2023年8月に催された伊勢氏主催の食事会で、眞子さんと初めて対面したという。
食事会には、青木氏と伊勢元会長のほか、ノーベル物理学賞受賞者で米国籍の眞鍋淑郎氏夫妻ら総勢7人が参加した。
「会場は眞鍋教授がお住まいのプリンストンにあるイタリアンレストランで、マンハッタンからの移動の車は私が手配しました。道中の2時間ほど、小室夫妻、伊勢さんらとおしゃべりしました。眞子さまは『私はもう皇族ではないので、眞子さまではなく眞子と呼んでください』と言われましたが、呼び捨てにはできないので、『眞子は流石に呼べないわ、では眞子ちゃんでどうかしら』とお話ししました」(恵子氏)
食事会の夫妻は「幸せそうだった」という。
「眞子さまもワインをお召しあがりになっていましたよ。テーブルマナーはさすがで、同年代の女性にはない品を感じました。2人は新婚らしく、本当に仲睦まじく素敵なご様子でした」(同前)
とはいえ、現地生活には悩みもあったようで、こう吐露したという。
「『日本食を食べたくてもレストランには行けないので、オンライン注文で取り寄せている』と。それはお気の毒なので、『どこかで一緒にお食事しましょうね』と伝えました。その後、圭さんからLINEで『やはり外食は避けたいので、よければ恵子さんの自宅に招いてください』と連絡がありました。今年は小室夫妻を招いてホームパーティーをするかもしれません」(同前)
付きまとうリスク
一方、恵子氏に直接かかわりのない話だが、この食事会は、昨年10月『週刊文春』で伊勢氏と同席した元秘書の間に起きた“金銭トラブル”【*】と絡めて報じられた。
【*2024年2月、伊勢夫妻が弁護士らにマンションを担保に5億円の融資を受ける話を持ちかけられ契約。だが、融資金が夫妻に送金されず、利子などを請求されたことで詐欺被害を主張した。さらに2024年9月、伊勢夫妻は元秘書の関与を疑い、元秘書に対して詐欺罪で刑事告訴状を提出したことが報じられた】
小室夫妻の海外生活について、皇室研究の河西秀哉・名古屋大学大学院准教授はこう言う。
「国内と違って、周囲に頼れる人が少ない海外では小室ご夫妻も大変かと思います。さらに海外では、国内以上に皇室出身者と関係を持ってそれを悪用しようとする人物が近付くリスクもある。より一層、気をつける必要があります」
また2月6日には小室氏の母・佳代さんの自伝エッセイ『ブランニューデイ あたらしい日』(内外出版社)が出版されることが発表された。小室氏の育った家庭環境や、眞子さんとのやり取りが公開されるのではないかと注目が集まっている。
そうしたなか、海を隔てた日本で姉夫婦を見守る秋篠宮家の次女・佳子さまは、昨年12月29日に30歳の誕生日を迎えた。
「眞子さんが結婚した30歳となり、ご自身のことも意識されているでしょう」(宮内庁担当記者)
佳子さまの動向が注目されているが、その「結婚観」に変化が生じたとも報じられた。
「2019年には記者会の質問に〈結婚においては当人の気持ちが重要〉〈姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい〉と回答されましたが、眞子さんが結婚前後に直面した現実を踏まえ、最近は『国民に納得してもらえる結婚でなければならない』と内親王の立場の重みを実感されたご様子だそうです」(同前)
眞子さんの海外生活から見えてきた様々なリスクの存在が、佳子さまの心境の変化にも影響しているのだろうか。
※週刊ポスト2025年1月31日号