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《引退発表》身を潜める中居正広、ジャニーズ時代からのマネジャーは去り、高級マンションから退去準備 関係者の誘いにも「行けるわけないでしょ」と投げやり返事

NEWSポストセブン 2025年1月24日 16時13分

 本誌『女性セブン』のスクープから1か月、中居正広(52才)は芸能界からの引退を発表した。深刻女性トラブルは個人の枠を超え、大メディアの存亡にかかわる社会問題となった。フジテレビの港浩一社長は1月17日の会見で社員の関与を否定したが、キーマンとなるA氏と中居はなぜこれほど近しい関係を築いたのか。【前後編の前編】

 都心の一等地にそびえ立つ高級マンションの一室。中居正広が住むこの部屋のリビングのテレビ台の脇には、彼が後生大事にしている2つの小さな器が並べて置かれているという。

 ひとつは2015年にがんで亡くなった父・正志さんの骨壺。そして、もうひとつは2019年7月に他界したジャニー喜多川氏(享年87)の骨の欠片が入ったガラスの瓶だ。生前、ジャニー氏を誰よりも慕っていた中居は、2020年2月に旧ジャニーズ事務所を退所した際の会見で氏への思いをこう語っていた。

「ぼくらの世代にとっては怖い存在の人。人間的にもショーのこともいろいろ教えてもらいました」

 そして、ポケットから取り出した小瓶を指でつまむと、報道陣に見せながらこう続けたのだ。

「ぼく(お別れ会に)行けなかったので、滝沢(秀明)くんに骨をかっぱらってくれと。本当はもう少し大きいやつに入ってたんだけど、小さい器を買って(遺骨の)一片が入ってます。ジャニーさん、力をくれ!」

 一昨年、所属タレントへの性加害疑惑が社会問題に発展し、いまでこそジャニー氏の名前を出すことさえはばかられるが、中居にとってはSMAPを国民的スターに育てた芸能界の父。トークの才能を見出し、MCの道に導いた恩人でもあった。

「中居さんは、10代の頃にも深刻な女性トラブルを起こし、いつ解雇されてもおかしくないという状況に追い詰められたことがありました。あのとき、ジャニー氏や事務所のスタッフが身を挺して中居さんを守り、トラブルが解決できなかったら、その後の彼の成功はなかったはず。

 その最大の庇護者だったジャニー氏が亡くなり、旧ジャニーズ事務所を退所したいまの中居さんには、頼れる人が誰もいない。独立後、中居さんを長年支えていたジャニーズ時代からのマネジャーも今回の女性トラブルの後に彼の元を去ったといいます」(芸能関係者)

いままで通りに活動を継続できるという甘い見通し

 中居がいま身を潜めているのは、都内に複数ある自宅のひとつである高級賃貸マンション。室内には大量の段ボールが山積みとなり、引っ越しの準備を進めているという。その部屋は、今回の騒動の発端となった、一昨年6月に女性を招き入れトラブルが起きた現場の可能性もある。

「中居さんは騒動が大きくなる前に、マスコミの目から逃れるためにホテルに避難することも考えていたそうです。ところが、誰にも部屋の手配を頼めず、結局、家から一歩も出られずにいた。番組の共演者や仕事関係者には『いろいろとご迷惑をおかけしました』とメールで謝罪するのが精いっぱい。心配する関係者が食事に誘ったところ『目立つから行けるわけないでしょ』と投げやりな返事が返ってきたそうです」(前出・芸能関係者)

 当初、中居には今回の問題がここまで大きくなるとは考えていなかった節がある。昨年12月に本誌『女性セブン』が一報を出した後も、中居はいつも通りにレギュラー番組の収録に参加し、現場でも普段と変わらない様子で振る舞っていたという。

「1月9日に発表した謝罪文で、トラブルが『解決済み』であることを強調したように、中居さんには騒ぎが収まれば、いままで通りに活動を継続できるという甘い見通しがあったようです。ところが、彼の思惑とは裏腹に一連の報道が出るとCMは中止され、各テレビ局が出演番組の放送を見合わせた。事態の深刻さに気づいた中居さんは、信頼する知人に電話をかけて、身の振り方を相談していたといいます」(テレビ局関係者)

 その中居は1月23日、有料会員サイトで芸能界を引退することを発表した。

(後編へ続く)

※女性セブン2025年2月6日号

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