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《飲酒運転で女性受験生が死亡》「定職につかず酒に逃げたんじゃないか…」池田怜平容疑者(34)の素顔、事件前夜に近隣住民が見ていた“異変”

NEWSポストセブン 2025年1月23日 18時25分

 1月22日午前6時半過ぎ、福島県のJR郡山駅前の横断歩道を渡っていた19歳の女性が飲酒運転の車にはねられて死亡した事故。はねられたのは大阪府箕面市の予備校生・横見咲空さんで、大学受験のために郡山市内に21日から滞在していた。

 軽乗用車を運転していた郡山市の会社員・池田怜平容疑者(34)は、酒気帯び運転の疑いなどで現行犯逮捕された。呼気からは基準値超えのアルコールが検出されている。池田容疑者は容疑を認め、「取り返しのつかないことをしてしまった」などと供述しているという。

「事故当時、池田容疑者の運転する車が赤信号を無視し、 スピードを落とすことなく交差点に突入する様子を防犯カメラがとらえています。被害者の横見さんは頭を強く打ち、意識不明の状態で病院に運ばれましたが、約8時間後に死亡が確認されました。亡くなったその日が試験日 でした。

 池田容疑者は、事故前日の夜、郡山市内の飲食店で飲酒していたとみられ、本人も『日付が変わるくらいまで飲酒した』などと供述しているそうです。警察は過失運転致死に容疑を切り替え、捜査を進めています」(全国紙の社会部記者)

 供述のなかで、池田容疑者は、「自宅で少し休んでから運転した」とも語っているという。池田容疑者の自宅は、事故現場となったJR郡山駅から徒歩圏内の住宅街に位置し、両親らと暮らしていた。一家を知る地元住民が語る。

「祖父母と両親と暮らしていました。祖父は足が悪いから出歩けないけど、怜平のことは一番気にかけていたよ。祖母は目が見えにくいみたいなんだけど、やっぱり孫のことを気にしていた。

 怜平くんは地元の4年制大学を出たんだけど、卒業してからは定職につかず、フリーターのようだった。祖母は、『あの子は飽きっぽい性格で、長く続かないのよ……』と相当悩んでいたね。それを聞いたのは8年くらい前の話だけど、その後もしばらくは定職には就いていないようだった。

 父親は製造業らしく、夕方に出て、朝に帰ってくる生活。母親は清掃の仕事をしているようで、朝4時くらいに出て夕方に帰る生活だったね」(地元住民、以下同)

 池田容疑者の仕事が上手くいかないことで、家族の関係にも亀裂が入っていたという。

「本人は、会えば挨拶はするけど、内気な感じ。身長は165センチくらいで細身、スポーツ刈りの髪型だった。去年の11月くらいにスーツとカバンを持って車で通勤し始めたから、“真面目にサラリーマンを始めたのかな”と思っていたんだけど、12月になったら、毎日お昼過ぎに私服で出かけて買い物袋を持って帰ってくる生活になっていたね。

 本人が学生の頃までは、家族団らんな感じの声が家から聞こえてきたし、母親の実家の東京にGW、お盆、年末年始と毎年帰るほど仲良かったんだよ。だけど大学卒業後から、あの家は静まり返っていた」

 池田容疑者の暮らしぶりについては、近所でも話題になっていた。

「事件の前夜も19時くらいには車がなくなっていたから、そこから飲みにでも行ったのかな。今までトラブルや酒に関する失敗は聞いたことはないけど、“とにかく仕事が続かない”とは聞いていた。

 祖父母は介護が必要だし、両親は仕事ですれ違いだし、本人は定職につかず肩身が狭い、それで酒に逃げてしまったんじゃないかって、近所では話題になっているよ」

 会社員と伝えられている池田容疑者だが、“なかなか仕事が続かない”という問題を抱えていたようだ。問題に向き合わず酒に逃げた果てに、今まさに未来に向かって羽ばたこうとする受験生の命が犠牲になったということなのだろうか──。

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