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《X子さん強制参加の誕生日会》フジ・港浩一社長が語った“編成幹部A氏関与”と「楽しませていただいてありがたかった」「思いが至らなかった」

NEWSポストセブン 2025年1月27日 18時35分

 引退を発表した中居正広(52)の女性トラブルをめぐって、フジテレビ・港浩一社長(72)が1月27日に再び記者会見を開いた。同局が1月17日に行った会見は、参加できるメディアがごく限られていたが、今回の会見はオープンな形式だった。

「アナウンサーは、いろいろな人と知り合って知識を得ることも大事だと思う」

 港社長は女性アナウンサーを会食に同席させた理由について、このような持論を語り、また「同僚」だという編成幹部A氏の関与についても明かしたのだ──。

フジ会見の全貌

 1月17日の会見で、「フジの社員のあいだで、タレントとアナウンサーをふたりきりにして接触させることが常態化しているのではないか」との質問に対して、港社長は、「私はなかったと信じたい」と語っていた。しかし、1月27日発売号の『週刊ポスト』の取材で、まさに港社長のための“懇親会”に女性アナウンサーが参加させられていたことがわかった。

 この懇親会の発起人となったのは、中居のトラブルにも関与したとみられているフジテレビ編成幹部のA氏だったという。フジテレビ局員が語る。

「2022年に港さんがフジテレビ社長に就いた際、Aさんが発起人となって、社長就任祝いとセットのような形で港さんの『誕生日会』が開かれたそうです。参加者は10人程度ですが、男性幹部社員に混じっていたのが、ほかならぬ今回のトラブルの被害者・X子さんでした」

 この会には、ほかに“エース級”の女性アナも参加させられていたという。X子さんは『週刊ポスト』の直撃取材に、港社長の“誕生日会”に出席させられたことを「事実です」と認めた。

「私は港社長とはほぼ初対面なので、『なんで私が?』とは思いましたが、Aさんに言われて参加させられました」「(1月17日の)会見で港社長は『飲み会の参加は自由』と仰っていました。ですが、偉い人との飲み会を若手社員が断れるわけないじゃないですか」(X子さん)

 事実上の強制参加だったということだろう。この証言について、フジテレビ広報部は「プライバシー保護の観点から回答は控えさせていただきます」とのみ回答したが、1月27日の会見で、港社長が自ら疑惑に答えた。

 会見の冒頭では、一連の責任を取る形で、港社長と嘉納修治会長が27日付で辞任することが発表された。その後の質疑応答で、 「意に沿わない形で女性アナウンサーを食事に誘ったことは?」という質問に対して、港社長は以下のように答えている。

「アナウンサーは、いろいろな人と知り合って知識を得ることも大事だと思う。そういう意味で、女性アナウンサーを同席させた親睦会や食事会はありました。楽しく会食するわけですが、今冷静に考えると、優越的な、上位にある人間が食事に誘ったとき、あまり気が進まなかった人もいたのではないか。嫌だったけど行かざるをえないと思って来た人もいたのかもしれない。

 もう少し本人たちの意思の確認をしっかりやっていかないといけないと思う。そういうのが企業風土の刷新に繋がっていく」

問題の誕生日パーティー

 週刊ポストが報じた「誕生日会」についてはこうコメントした。

「ちょうど私の誕生日で、後輩たちがお祝いの会を開いてくれた。7~8人参加してくれて、女性もいました。私の誕生日のお祝いという趣旨ですから、すごく和やかで楽しませていただいて、ありがたかった。

 参加した女性がよろこんで参加したのか、気が進まないけれど参加していたのか、そのときは思いが至らなかったのでわかりませんが、そういう会を催すときは本人の意思を本当に大事にしていかなければ企業風土は刷新されていかない」

 『週刊ポスト』の記者が「誕生日パーティーの発起人がA氏だったのではないか」とった趣旨の質問をしたところ、このようにも語った。

「同じ会社の先輩後輩で、行ってしまえば同僚で、いろんな付き合いのある中のひとり。なるべく同じように接したいと思っていますから、特別というふうなひとりではない。そういう会を開いてくれたことには感謝しています」

 港社長の後任として、フジ・メディア・ホールディングスの清水賢治専務取締役(64)が新社長に就任するという。企業風土の刷新は実現されるのか。

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