昨年12月29日、秋篠宮家の次女・佳子さまが30歳の誕生日を迎えられた。宮内庁のホームページでは、12月上旬の赤坂御用地内で撮影された、真っ赤なコートに身を包まれた佳子さまの写真が数枚公開されて話題を呼んでいた。30歳というご年齢になり、佳子さまの姉・小室眞子さんが結婚した歳に追いついた形となる。「類例をみない結婚」から3年ほどたった今、ニューヨークに住む小室夫妻を見て、佳子さまは「結婚」についてどう向き合っているのだろうか。
皇室に詳しい名古屋大学大学院人文学研究科准教授の河西秀哉氏はこう話す。
「(姉・眞子さんの結婚は)相反するようにも思える2つの影響を与えたと思います。1つ目は、自分の意思を貫く考えをより強く持ったであろうということです。眞子さんが結婚された際、佳子さまは『姉は、これまでもこれからも、自分にとってとても大切な存在です』と明確に意見されたように、自由な自分の意思をより強く持つようになった。
一方で、小室圭さんとの結婚に関してあれだけバッシングがあったことから、結婚に慎重になったであろうということも感じ取れます。いまはこの2つの点のバランスの難しさを痛感しておられるのではないでしょうか」
皇室を出たいという気持ちは変わらない
佳子さまは近年、海外を含めて積極的に公務に取り組んでいるが、河西氏はこれも結婚と関係があるとみる。
「姉の仕事を引き継いでやっているぶん、公務数が増えているということはあるでしょう。基本的にはいつか皇室を離れるものとして育てられてきている以上、いまさら皇室に残るという感覚は持たれないはず。
いまのご様子はまるで、結婚にむけたラストスパートで精力的にこなしていらっしゃるようにも映ります。皇族としての務めを一生のライフワークとするというほどの思いや印象は、そのご発言からも感じとれませんし、やや無理のある見方な気もします」
今年の佳子さまの動向からも目が離せない。