ハンドボール界の“レジェンド”のトラブルから5年。宮崎大輔(43)の交際女性への暴行報道は、世間を驚かせた。現在、宮崎氏はプロハンドボールリーグ・リーグH(エイチ)で「アースフレンズBM東京」の選手兼監督を務め、指導者として現場で指揮をとっている。そのかたわらには、おそろいのチームジャージを着てスタッフとして同行する、ひと際目立つ女性がいた──。
小学3年生でハンドボールを始めた宮崎氏。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)で得点王に輝き、卒業後は日本体育大学に進学。在学中に日本代表に選出された宮崎氏は、実業団の名門・大崎電気に入社し、数々の個人賞を獲得した。海外に渡って世界最高峰のスペイン1部リーグでプレーしたこともある。
宮崎氏は積極的にメディアへ露出するなど、およそ20年にわたって日本代表を牽引し、ハンドボール界の発展に尽力してきた。そんな順風満帆な人生に影が差し込んだのは、東京五輪出場を目指していた最中に起きた冒頭の報道だった。
「宮崎さんは当時、取り調べに対して『財布の奪い合いになり、揉み合いになったが髪は引っ張っていない』と、暴行を否定していました。真相は恋人同士の痴話げんかだったようで、彼女の親族も『宮崎さんから暴力は受けていない。彼の名誉を回復させたい』と語っていました。交際相手は被害届を出さず、宮崎さんも不起訴となりました」(全国紙社会部記者)
意外な交際相手とは…
暴行報道の余波は大きく、このトラブル以降、宮崎氏が表舞台に姿を現わす機会は激減していった。その理由のひとつに、宮崎氏と交際女性との“関係”があった。
「騒動が起きた当時、宮崎さんには3歳年上の妻と2人の子どもがいましたが、数年前から別居していました。報道された相手は、ロンドン五輪の元新体操日本代表でフェアリーズジャパンの選手だったAさんでした。宮崎さんは離婚調停中でしたが、彼女と交際していたことが報道で発覚し、騒動直後には離婚が成立して、交際を続けていました」(スポーツ紙記者)
冒頭のシーンに戻ろう。1月18日、右肩の手術を経て現役復帰を目指す宮崎氏が率いるチームはホームグラウンドの大田区総合体育館で「ゴールデンウルヴス福岡」と激闘を繰り広げていた。ベンチで指示を出す宮崎氏、その後方の観客席上段に座り試合を観戦するAさん。タブレットにスコアやメモを書き込み、チームが得点をあげるとガッツポーズし、チームに溶け込んでいるようだった。地元ファンの声援もあり、宮崎氏率いるチームは勝利を収めた。
「試合後はAさんもコートに降りて、選手や宮崎さんとそろって会場のファンへの挨拶、グッズなどのプレゼントを投げ込むファンサービスなどの手伝いで汗を流していました。自らスタッフに話かける場面も多くあり、チームの一員として裏方に徹して選手や彼をサポートしているようでした」(同前)
試合終了後、宮崎氏は助手席にAさんを乗せて都内のマンションへ帰宅した。
「このマンションは宮崎氏が所有している部屋で、5年前から2人はここで暮らしています。Aさんは新体操から距離を置き、ヨガのインストラクターなどをしていましたが、2023年の現役引退後に宮崎さんのチームにスタッフとして加わりました。
事件後も交際を続けていましたが、2人はすでに結婚していて、チーム関係者の間でも2人の関係は公然のものとなっています」(チーム関係者)
1月下旬、宮崎氏にAさんとの再婚について直撃すると、「事務所に聞いてください。ありがとうございます」と記者に言うと、その場を後にした。改めて宮崎氏の所属事務所に再婚と今後について問い合わせると以下のように回答した。
「回答を差し控えます。今後ともハンドボール界の発展のために尽くしてまいります」
指導者となった宮崎氏は夫婦二人三脚でチームを支えている。