慶應義塾体育会アメリカンフットボール部(以下、慶大アメフト部)の部員複数名が20歳未満飲酒を行っていたことがNEWSポストセブンの取材で明らかになった。
2月12日、慶大アメフト部は同大学体育会理事と、同部部長の名前で以下の声明を出した。
《2025年1月に、弊部の部員である20歳未満の学生2名による飲酒があったことを確認しました。
20歳未満者による飲酒は違法で決して許されない行為であり、部の活動かどうかにかかわらず、弊部としても厳格に対応することを、繰り返し注意喚起してまいりました。このような指導を行ってきたにもかかわらず、弊部部員がこのような行動を起こしたことに対して、日ごろからの指導が行き届かなかったと反省するとともに、ご心配とご迷惑をお掛けした皆様に心よりお詫び申し上げます。
なお、本事案に対しては、事実関係を慎重に把握しながら、厳正に対処いたします。慶應義塾の体育会に所属する塾生として、どのような場面においても厳しく自分の行動を律するよう、体育会理事会とも協力して改めて指導を徹底してまいります》
慶大アメフト部は、2023年にも飲酒トラブルを起こし、多数の部員が退部・謹慎処分を受けたばかり。わずか2年足らずで再び問題が発覚したことで、関係者からは厳しい声が上がっている──。
20歳未満飲酒が確認されたのは今年1月のことだった。問題の発端は、都内のクラブで行われた大規模なパーティーだったという。三田会関係者が語る。
「その日は新成人を祝うイベントが開かれており、都内クラブを貸し切って数百人規模のパーティーが行われていました。そこにアメフト部員も複数参加していたようです。イベントの告知用インスタグラムには、DJがディスクをはじき大音量の音楽が流れる中、若者たちが踊りまくる様子などが投稿されています。
そのような場で、アメフト部員が20歳未満飲酒を行い、大学側が何らかの形でこの事態を把握。アメフト部が事実確認に動いたようです」
調査の結果、複数の部員が20歳未満飲酒を認め、自宅謹慎処分を受けたという。
後編では、20歳未満飲酒が発覚後、同部で行われた“緊急ミーティング”について詳報する。