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『オペラ座の怪人』など“耳に残る音楽”が魅力のミュージカル原作映画4選

Rエンタメディア 2024年10月3日 10時0分

一度は耳にしたことのある名曲や力強い歌声など、音楽が魅力のミュージカル原作作品は名作ぞろい。歌声に酔いしれたり、時には勇気づけられたりと音楽が持つパワーは計り知れない。
今回はRakuten TVで配信がスタートした映画『オペラ座の怪人 デジタルリマスター』をはじめ、魅力的なサウンドが劇中に溢れるミュージカル原作の洋画を紹介する。


ミュージカル原作映画4選はこちら!

オペラ座の怪人 デジタルリマスター


ブロードウェイ史上最長のロングラン公演として、多くの人に愛され続け、一度聞いたら忘れられない楽曲の数々が魅力的なミュージカルを映画化。19世紀のパリ・オペラ座を舞台に、謎の仮面をまとった怪人・ファントム(ジェラルド・バトラー)とプリマドンナを目指す、若く美しきクリスティーヌ(エミー・ロッサム)の切ないラブストーリーを描く。
特に『キャッツ』や『エビータ』などの大ヒットミュージカルを手掛けた天才作曲家のアンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲した「The Phantom of the Opera」は不穏な旋律にもかかわらず、豪華絢爛(けんらん)な音楽は耳に残る名曲の一つだろう。劇中では、ミステリアスな魅力に溢れるカリスマ的存在のファントムを担ったジェラルドのセクシーな歌声やヒロイン・クリスティーヌを演じたエミーが美しく圧倒的な歌唱力を披露するなど、舞台での経歴を持つ俳優陣が持ち前の歌声で魅了する。

サウンド・オブ・ミュージック


「ドレミの歌」「私のお気に入り」「エーデルワイス」など、世界中から愛される聞きなじみのある曲が多く登場するハートフルストーリー。同作は第二次世界大戦直前のナチス占領下のオーストリアを舞台に、歌をこよなく愛する修道女見習いのマリア(ジュリー・アンドリュース)と彼女が家庭教師をすることになった7人の子どもたちが徐々に心を通わせていく、実話に基づく心温まる物語だ。
美しいオーストリア・ザルツブルクの町並みにうっとりし、思わず一緒に歌いたくなってしまう歌唱シーンが見どころの本作は「第38回アカデミー賞」で作品賞を含め、5冠を達成しており、不朽のミュージカル映画の一つとして今もなお愛され続けている。

ドリームガールズ


1960年代から70年代の音楽業界を舞台に女性3人組のコーラスグループ「ザ・ドリームズ」が成功を収めるまでの波瀾万丈な道のりを描いた作品。実在する伝説的な黒人女性グループ“ザ・スプリームス”のメンバー、ダイアナ・ロス、メアリー・ウィルソン、フローレンス・バラードの3人をモデルとしている。
同作は1982年の「第36回トニー賞」でミュージカル主演女優賞をはじめ計6部門を受賞したブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化しており、劇中では主演を務めた世界的シンガーのビヨンセがブラックミュージックで唸らせるパフォーマンスを披露。中でもテーマソングの「Dreamgirls」はキャッチーなメロディーで思わず踊りたくなるような、ポップで色鮮やかな歌声が魅力の耳心地の良いサウンドだ。

アニー 【1982年版】


日本では毎年、ミュージカル『アニー』の主役オーディションが開催されるなど、現在も人気のミュージカル作品の劇場版。同作は逆境に負けず、愛と勇気に満ち溢れながら元気に生きる孤児・アニー(アイリーン・クイン)と金儲けしか興味のない億万長者・ウォーバックス(アルバート・フィニー)の出会い、そして彼らの関係性の変化を描いた感動作だ。赤髪パーマとそばかすがチャームポイントのアニーがいつか両親が迎えに来てくれると信じ、ポジティブな気持ちで歌い上げる「Tomorrow」は聴く人の心に勇気と元気を与えてくれる代表曲の一つ。
1977年に初演され、1982年に映画化、さらに2014年製作の『アニー/ANNIE』では舞台を大恐慌時代から現代に置き換え、SNSや携帯電話が登場するなどのアレンジも加えてリメイクされた。時代を超えて多くの人に勇気と希望を届けている傑作の一つだ。

(文・suzuki)

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