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『エイリアン:ロムルス』配信開始!長きにわたる“エイリアン”との戦いを時系列で楽しもう!

Rエンタメディア 2024年11月29日 12時0分

1979年公開の『エイリアン』から始まった「エイリアン」シリーズ。シリーズ第7作となる『エイリアン:ロムルス』が2024年9月に公開され、11月にRakuten TVでの配信も開始された。本作はフェデ・アルバレスが監督、そしてシリーズ第1作の監督を務めたリドリー・スコットが製作を担当しており、物語もその直近の続編となる。そこで、長きにわたるエイリアンとの戦いをより楽しむために、シリーズを時系列で紹介しよう。

■公開順はこちら■
『エイリアン』(1979年)
『エイリアン2』(1986年)
『エイリアン3』(1992年)
『エイリアン4』(1997年)
『プロメテウス』(2012年)
『エイリアン:コヴェナント』(2017年)
『エイリアン:ロムルス』(2024年)

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●プロメテウス


まずは2012年公開の『プロメテウス』。科学者のエリザベス・ショウ博士が、時代も場所も異なる複数の古代遺跡から共通した“サイン”を発見。それが地球外知的生命体からの招待状だと分析した彼女は宇宙船プロメテウス号で地球を出発した。数年の航海を経て未知の惑星に辿り着いたエリザベスは、同行した女性監督官、精巧なアンドロイドと共に遺跡のような建造物の調査を行うが、そこで地球上の科学の常識を超えるものと遭遇することに…。物語は2089年から2094年頃までの期間が描かれており、エイリアン(ゼノモーフ)も登場する「エイリアン」の原点的作品となっている。

●エイリアン:コヴェナント


2017年公開の『エイリアン:コヴェナント』は、2104年が物語の舞台。人類初の宇宙移住計画で、2000人を乗せて惑星オリガエ―6を目指していた大型移民船コヴェナント号がエネルギー・バーストで破損、謎の電波を受信した乗組員は近くの惑星“第四惑星”を調査することに。地球と似た環境だと判断し、着陸してみると隊員の1人が黒い微粒子に感染して体内からエイリアン(ネオモーフ)が現れた。SF映画の金字塔と言える第1作へと続く、重要な作品となっている。

●エイリアン


そして第1作、シガーニー・ウィーバーの出世作でもある『エイリアン』。2122年、宇宙貨物船ノストロモ号が惑星LV-426に到着。謎の生命体(エイリアン)が侵入し、乗組員の1人が寄生され、その体内から出てきたエイリアンが他の乗組員たちに次々と襲いかかる。シガニー・ウィーバー演じるリプリーとエイリアンの壮絶な戦いは緊迫感に満ちており、今見ても衝撃的だ。

●エイリアン:ロムルス


そして最新作の『エイリアン:ロムルス』。時代は第1作から20年後の“2142年”。地球から遠く離れたジャクソン星は太陽も見えず、環境は最悪。若者たちはみんなそこから逃れようとしていた。レインもユヴァーガ第三惑星への移住を希望し、一生懸命働き、ようやく移住の資格が得られるようになるも労働契約期間を不当に延長されてしまう。そんな時、元恋人から上空を周回する廃墟となった宇宙ステーションにある冷凍休眠装置を使ってユヴァーガに脱走する計画を聞かされる。元恋人がレインにその計画を打ち明けたのは、宇宙船に侵入するにはユタニ社のシステムに入る必要があり、レインが弟として一緒にいるアンドロイドのアンディはそれができるためであった。しかし生きる希望を求めて足を踏み入れた宇宙ステーション“ロムルス”にはエイリアンが待ち受けていた。人間に寄生し、異常な速さで進化する。血液はすべての物質を溶かしてしまうほど強い酸性で、攻撃することも難しい。シガニー・ウィーバーが演じたリプリーのように「エイリアン」シリーズは戦うヒロインの勇気と気持ちの強さが印象的。今回のレインもそう。演じるのは『パシフィック・リム:アップライジング』『プリシラ』、現在公開中の『シヴィル・ウォー アメリカ最後の日』に出演しているケイリー・スピーニー。目力の強さなど、彼女の一挙手一投足に引かれていく。

●エイリアン2


『エイリアン:ロムルス』の後が、1986年公開の『エイリアン2』。監督はのちに『タイタニック』などを手掛けたジェームズ・キャメロンが担当し、2179年にハイパースリープしながら宇宙をさまよっていたリプリーが発見されるところから始まる。57年間、冷凍催眠状態だったリプリーは、音信不通となった植民惑星LV-426の調査のために再び海兵隊員たちと共に旅立った。そこで遭遇したのは、通常のゼノモーフよりも大きく、巣を作って大量の卵を産むクイーン・エイリアンだった。エイリアンも進化し、シリーズ第1作を超えるスケールの作品となった。

●エイリアン3


1992年公開の『エイリアン3』は、『セブン』『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャーの初監督作品。物語の舞台は2270年頃。ハイパースリープしたまま宇宙を漂っていたリプリーが乗る宇宙船が流刑惑星フィオリーナ161に墜落。宇宙船に潜んでいたフェイスハガー(エイリアンの一種)によってゼノモーフが誕生し、囚人たちを襲っていく。犬から孵化するエイリアンも登場。そしてリプリーも自身がエイリアンに寄生されていることを知る…。

●エイリアン4


そして最後は1997年公開の『エイリアン4』。2470年、前作から200年後、軍の科学者たちによってリプリーはクローンとして再生される。軍の目的は、エイリアンを繁殖させて軍事利用することだった。その実験は成功し、エイリアンは“復活”を遂げてしまう…。

エイリアンを回収して金儲けに利用しようとしたり、軍事目的での使用を計画したり、一部の人間の愚かさも描きつつ、時系列で見ていくとエイリアンの進化や変化が感じられ、公開順で見るときとは違った発見もできる。新作と併せて、過去作もじっくりと楽しんでもらいたい。

(文・田中隆信)

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