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ヒットBLドラマ『俺は恋愛なんか求めてない!』人気サブカップルのスピンオフドラマ誕生! ウォン・テミン、ドウにインタビュー

Rエンタメディア 2024年12月18日 10時0分

ドラマ『二番目の夫』で大ブレイクしたチャ・ソウォンと、K-POP2.5世代のトップアイドルB1A4のゴンチャンというスター同士の主演が話題となったBLドラマ『俺は恋愛なんか求めてない!』が母国韓国のみならず日本を含むアジア各国で大ヒットを記録。この作品では主人公カップルだけでなく、彼らを近くで見守るコ・ホテ(ウォン・テミン)とキム・ドンヒ(ドウ)いうサブカップルもファンから支持され、その熱は、幼なじみである二人の過去を描くスピンオフドラマ『僕の指先に君の温度が触れるとき』の制作に繋がった。
本作の主演を務めたウォン・テミンとドウに作品への想いを語ってもらった。
(文・坂本ゆかり)


――まずは、ご自身が演じた人物をどう捉えているのかを教えてください。

ドウ:僕は『俺は恋愛なんか求めてない!』で、キム・ドンヒというカフェのオーナーを演じました。陶芸工房を営むジュホン(チャ・ソウォン)の唯一の友人で、ふらっと街にやってきたウォニョン(ゴンチャン)をカフェのアルバイトとして雇う、主人公カップルの近くにいる人物です。ホテ(ウォン・テミン)とは幼なじみで、兄弟のように育ってきた仲ですが、自分が性的マイノリティだと悟ったドンヒは、家族のように過ごしてきたホテが自分に向ける気持ちに葛藤を抱くようになります。『僕の指先に君の温度が触れるとき』は、そんなドンヒの高校時代の物語です。離れていた幼なじみのホテと一緒に住むことになり、そこで起こる様々な葛藤をドラマとして描いています。高校生のドンヒは自身の性自認に痛みを抱えますが、その痛みがホテを通じて癒やされ、また別の感情を持つようになります。演じるにあたっては、まだ成熟していない10代のドンヒの感情を理解し、共感しようと努力しました。

ウォン・テミン(以下テミン):僕は『俺は恋愛なんか求めてない!』では27歳のコ・ホテを、『僕の指先に君の温度が触れるとき』では17歳のホテを演じました。ホテの最大の長所は、自分の気持ちを正直に表現できるところです。僕自身も生きる中で、自分の心が傷ついていることに気づかずに過ごすことがありますが、そんな時はホテを思い出し、自分の心を見つめ直して、好きな人たちに正直に自分の気持ちを表現しようという気持ちになります。

――作中のドンヒとホテの人柄が魅力的だからこそ、視聴者は彼らを好きになったのだと思いますが、お二人から見て、相手方本人とそのキャラクターとの共通点はありますか?

テミン:ドウは本当に繊細で感情豊かな人です。そんなドウの姿が、ドンヒと重なることが多かったですね。つい目が行って、抱きしめたくなるところがドウとドンヒの共通点かな(笑)。何より、顔立ちが美しい! 監督たちが、「ドウがオーディション会場に入ってきた瞬間に、キム・ドンヒが入ってきたかと思った」と言っていたけれど、その気持ち、100%わかります!

ドウ:ホテは無骨な印象ですが、テミンの第一印象は穏やかな人でした。実際に長い時間一緒に過ごしてみると親切で優しい人だったので、その印象は間違っていませんでした。でも、演技をすると変わるんですよ(笑)。柔らかさの中に荒々しさがあるホテに、テミンの魅力が加わる……。だから僕には原作マンガのホテよりも、テミンが演じたホテの方が魅力的に感じられました。

――お二人が演じられたホテ×ドンヒカップルのどんなところがファンに支持されてスピンオフの制作に繋がったのだと思いますか?

テミン:『俺は恋愛なんか求めてない!』を見た方は、「幼なじみだというこの二人の過去は?」と気になりますよね。僕も、同じでした(笑)。だから、『僕の指先に君の温度が触れるとき』が制作されると聞いて、本当に嬉しかったんですよ。子どもの頃からお互いを頼り合ってきた二人の関係をどうやって演技に落とし込んでいくべきか、ドウと多くの話をしてキャラクターを作り上げてきました。演じるときには世界観ができあがっていたから、計算されていない自然な目線や自然な呼吸が生まれたんじゃないかな? そういう部分がファンの皆さんにリアルとして伝わったのだと思います。

ドウ:うん、二人の過去、気になりますよね。だからこそ、高校時代のホテとドンヒを描いた『僕の指先に君の温度が触れるとき』を、関心を持って見ていただけたんだと思います。学生時代のホテとドンヒは、まだ大人になりきれない不安定感があって、守りたくなりますよね。僕も二人の幸せな姿を想像して、ホテとドンヒを応援しながら演じていました。

――韓国で行われた『俺は恋愛なんか求めてない!』ファンミーティングの最中に、サプライズで『僕の指先に君の温度が触れるとき』制作が発表されましたが、そのときの気持ちを教えてください。

テミン:『俺は恋愛なんか求めてない!』に出演して、ホテというキャラクターに愛情を持ったし、思い入れもたくさんありました。だからスピンオフが制作されるという知らせを聞いたときは、「またホテに会えるんだ……。幸せ!」というのが最初の気持ちだったかな。ドウもドンヒという役に大きな愛情を持っていることを知っていたので、『僕の指先に君の温度が触れるとき』では二人ともさらに深い演技ができるだろうと感じました。

ドウ:興奮しましたね。高校時代のホテとドンヒに会ってみたかったし、ドンヒの少年時代を演じることができるのがとても楽しみでした。その後も台本を受け取り、撮影に入る前まで毎日ワクワクしながら準備をしていたのを覚えています。

――『僕の指先に君の温度が触れるとき』で一番好きなシーンを教えてください。

テミン:「すべてのシーンが好き!」と言いたいくらい、選ぶのが難しいなぁ(笑)。個人的に好きでよく見ているシーンは、第5話の最後から第6話の冒頭にかけての、ドンヒが「ソウルに行く」と言うシーンです。第5話の最後ではドンヒのOSTが流れ、第6話の冒頭ではホテのOSTに変わりますが、離れたくないホテの気持ちと、離れざるを得ないドンヒの気持ちの両方に共感でき、その瞬間はウォン・テミンとドウではなく、まさにコ・ホテとキム・ドンヒとして見えるところが好きです。

ドウ:僕は、ドンヒが葬儀場でホテを遠くから見つめるシーンが印象に残っています。劇中ではドンヒが久しぶりにホテを見るシーンなのですが、撮影に入って最初に撮影したシーンで、僕もドンヒと同じで久しぶりにテミンを見た日でした。撮影初日のワクワクする気持ちと、久しぶりにホテを見ることができるドンヒの気持ちが僕を緊張させて、その緊張感がドンヒの感情として表現されたみたいで、個人的に好きなシーンになりました。

――12月22日には、『「俺は恋愛なんか求めてない!」×「僕の指先に君の温度が触れるとき」JAPAN FANMEETING』も開催されます。日本のファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。

ドウ:『僕の指先に君の温度が触れるとき』は、ホテとドンヒが幼い頃に持っていた純粋な心と、癒えない傷を振り返る経験をしながら成長する姿を描いた作品です。何度見ても毎回新しい感覚が得られるドラマだと思います。『僕の指先に君の温度が触れるとき』を愛してくださる日本のファンの皆さん、本当にありがとうございます。これからもより良い演技で、皆さんと頻繁にお会いできるよう努力します。

テミン:『僕の指先に君の温度が触れるとき』は、僕とドウの役への愛情、作品への愛情が最高の状態にあるときに撮影した作品です。僕たちの愛情と気持ちが、ファンの皆さんにも伝わって嬉しいです。僕自身もこの作品を見るときに、「今回はホテの感情で見てみよう」、「今回はドンヒの感情を追ってみよう」と、いろいろな視点で楽しんでいます。また、僕たちの演技や美しい姿を、最善を尽くして撮ってくださった監督さんや、すべてのスタッフの皆さんの努力が詰まった作品でもあります。日本のファンの皆さん、『僕の指先に君の温度が触れるとき』をたくさん愛してくださり、本当にありがとうございます。言葉の違いは重要ではないですよね? 僕たちの気持ちが皆さんにしっかりと伝わることを願っています。日本でのファンミーティングで皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!

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