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最終章『ヴェノム:ザ・ラストダンス』の視聴前に「ヴェノム」シリーズのポイントをおさらい

Rエンタメディア 2025年2月2日 12時0分

マーベル・コミックの人気ヒーロー・スパイダーマンのライバルである悪役・ヴェノムが主人公の大ヒット映画シリーズ「ヴェノム」。2018年に第1作『ヴェノム』、2021年に第2作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が公開され、2024年11月に最終章として劇場公開された『ヴェノム:ザ・ラストダンス』が早くもRakuten TVで配信がスタートした。そこで今回は、最新作をより楽しむために、これまでのシリーズをおさらいしていく。


本シリーズの主人公・ヴェノムはスパイダーマンの宿敵でありながらも単なる“ヴィラン”ではなく、ときには正義のために戦う“アンチヒーロー”としても描かれていることから、魅力的なダークヒーローとして高い人気を誇るキャラクターだ。

第1作『ヴェノム』では、後の“相棒”となるジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)が、人体実験で死者を出しているというライフ財団の真相を探る中、“シンビオート”と呼ばれる謎の地球外生命体に寄生されてしまうところから物語が動き出す。シンビオートに寄生されたエディは心も体も乗っ取られ、やがて黒一色のグロテスクで凶暴な怪人・ヴェノムに変身してしまうことに。ヴェノムと一体化したことで何もかもを失ったエディは葛藤の末、彼との奇妙な共存を受け入れ、ライフ財団の計画を阻止するため戦うことを決意する。

また、「ヴェノム」シリーズではおなじみの頭の中でエディと寄生するヴェノムとのユーモアあふれる会話の掛け合いも第1作から登場している。

続編の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』では、ヴェノムと一体化したことで驚異的な力を手に入れたエディが、ジャーナリストとして連続殺人犯として収監されているクレタス・キャサディ(ウディ・ハレルソン)の取材中に突然彼にかみつかれてしまう。エディをかんだクレタスの体内にはエディの血液に生息していた“シンビオート”が侵入し、クレタスは凶暴な怪人・カーネイジとして覚醒してしまう。一方エディとヴェノムはささいなことで喧嘩をしてしまい、ヴェノムは彼の体から距離を置いていた。そんな中、残虐なカーネイジが大暴れしていることを知ったエディは再びヴェノムとの絆が試されるバトルを繰り広げていく。

エディと苦楽を共にしてきたヴェノムは、喧嘩をしても結局はエディのことを大切に思う優しさが描かれており、彼や彼の大事な人を守るために強敵・クレタスとの戦いに挑む、まさにダークヒーローな姿が多く見受けられた。

そして「ヴェノム」シリーズのラストを描いた最新作『ヴェノム:ザ・ラストダンス』では、ヴェノムに隠されていた秘密を知る、“シンビオート”の創造主・ヌルが登場。物語は前作の大決戦の結果、政府機関に追われる身となったエディとヴェノムは、人混みに紛れながら、ヴェノムが会いたいと願う「自由の女神」があるニューヨークを目指して逃亡しているところから始まる。そんな中、これまで幾度となく強敵を倒し、世界の危機を救ってきたエディとヴェノムの前に、ヴェノムの秘密を狙って立ちはだかる最強の敵・ヌルが現れ、彼らはヌルの思惑に巻き込まれていくことに—。

劇中ではこれまで以上にスリルとスピード感あふれる大迫力なアクションシーンの数々や、ヴェノムがエディを介して馬や魚に寄生する新たな変貌ぶりなども見どころの一つだろう。そしてなんと言っても“バディ”として強い絆で結ばれてきたエディとヴェノムのラストがどのような結末を迎えるのか、ぜひ彼らの“ラストダンス”を見届けてほしい。

(文・suzuki)

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