福岡県八女市で、八女茶の栽培・製茶を伝えた先人に感謝する献茶祭が開かれました。
2日朝、八女市の霊巌寺で開かれた献茶祭には福岡県の服部知事や、八女茶の生産者など約100人が参加しました。
八女茶は、約600年前に栄林周瑞禅師が中国から茶の種子を持ち帰り、霊巌寺の周辺で栽培したのが始まりとされています。
この献茶祭は、栄林周瑞禅師に感謝するとともに八女茶の発展を祈願するため毎年八十八夜にあわせて開催されているものです。
式典では新茶が供えられた後、江戸末期から茶揉みの際に歌われてきた「茶山唄」が奉納されました。
JAふくおか八女によりますと、今年の八女茶は品質が良く、うまみや香りがしっかり感じられるということです。