人手不足の解決策として多くの業界で期待されているのがロボットです。福岡市では食品の製造現場で働くロボットなどの展示会が始まりました。今年のテーマは「自動化と省力化」です。
讃岐風から関西風まで うどんの「コシ」を変えられる製麺機
恒例のロールケーキカットで幕開けした、西日本食品産業創造展。34回目となる今年は「自動化・省力化」をテーマに200の企業や団体が出展しています。
下濱美有記者「西日本で初めての登場となる機械もあります。こちらうどんを作る機械なんですが、讃岐風から関西風までコシを変えることができるということです」
うどんの生地を伸ばして切るまでの作業をものの数分で行ってくれるこの機械。麺のコシや太さなど地域ごとに好まれるうどんを作ることができます。
不二精機開発設計部 安泰志さん「修行を積む必要がなくて誰でもうどん職人になれる。シュレッダーの歯みたいになっているんですが麺の横幅のサイズを変えられる。今打ったのは博多風の4.3ミリの幅」
韓国からの来場者「本当にすごいです。珍しいですよ」
一方こちらの機械は、トンカツやコロッケなど揚げ物を調理する際、意外と面倒なパン粉を付ける作業をしてくれます。すでに全国のスーパーで使われているそうです。
マイコック産業営業部 経塚菜摘さん「人が(パン粉を)付けると体力的にも負担がかかる。作業の効率化とか安定した製品作りが行えるので評価頂いています」
来場者はー「人手不足です。省人化を目的になにかいいものないかなと思って」「何回か来ていますが変わっていますね、新しいのが出てきて。スピード感が変わっています」
食品製造現場の人手不足の解消にも貢献する様々な機械がずらりと並ぶ展示会。17日までの3日間で、あわせて2万人の来場が見込まれています。