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9歳の息子への殺人未遂罪に問われた母親 起訴内容認める 検察「発達障害の息子の療育に不安抱え一緒に死のうと考えた」

RKB毎日放送 2024年5月28日 12時59分

去年10月、福岡県志免町の自宅で当時9歳の息子の首を充電コードで絞めて殺害しようとしたとされる母親の裁判員裁判で、28日、母親は起訴内容を認めました。

起訴状によりますと、去年10月、志免町に住む当時30代の無職の女は、自宅で当時9歳の息子の首を携帯電話の充電コードで絞めて殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われています。息子は顔などに重傷を負ったものの、命に別状はありませんでした。

事件当時、母親は自ら「息子を殺しました」と警察に通報。

警察の取り調べに対し、「一緒に生きていく気力が無くなった」という趣旨の供述をしていたということです。

28日に開かれた初公判で母親は、「違うところはないです」と起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で「シングルマザーの被告が両親と発達障害がある息子を養育していたが、両親が施設に入所し不安や孤独感を抱えて一緒に死のうと考えた」と主張しました。

一方、弁護側は事実関係については争わず、情状酌量を求めています。

判決は30日に言い渡される予定です。

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