「サイトの利用料金が未払いになっている」「あなたのサイバー攻撃によって会社が倒産の危機である」などうその料金請求をされた福岡県みやこ町に住む82歳の男性が、先月、現金など計1080万円をだまし取られました。
先月5日、福岡県みやこ町に住む82歳の男性の携帯電話に、「内閣サイバーセキュリティーセンター」の職員を名乗る男から、「サイトの利用料金が未払いになっている」などと連絡がありました。
82歳の男性は、コンビニで電子マネー30万円分を購入してだまし取られたほか、「他にも未払いがある」と言われ、現金50万円を男の指定する銀行口座に振り込みました。
さらに、この男を含む3人から「あなたの携帯からサイバー攻撃がされている」「あなたのサイバー攻撃によって会社が倒産の危機である」「あなたの口座にお金を入れたままにしておくと危ない」などと連絡が相次ぎ、男性は先月22日までに指定された銀行口座に計10回、あわせて1000万円を振り込んだということです。
男性が、警察に相談したことで、被害が発覚しました。
警察は、「電話で『お金』の話は、すべて詐欺すぐに相談110番！」、「他人からの指示で電子マネーを購入し、番号を伝えてはいけません！」などと呼びかけています。