先月、福岡県太宰府市のコンビニエンスストアで、牛乳1本を万引きした上声をかけた49歳の男性店主に殴る蹴るなどの暴行を加えたとして現行犯逮捕された70歳の男性について福岡地検は今後起訴しないことを決めました。
70歳の男性は、先月5日、太宰府市五条にある「セブンイレブン太宰府店」で牛乳1本(販売価格257円)を盗んだうえ、声をかけた男性店主(49)の顔面や下腹部を殴ったり蹴ったりしたとして、事後強盗の疑いで現行犯逮捕されていました。
警察の取り調べに対し男性は、「店の商品10点くらいをバッグに入れましたが、年金が入ったら払おうと思っていたので万引きではありません」「男の人が私に近づいてきたので、下腹部を蹴りはしましたが、顔面は殴っていません」と一部容疑を否認していました。
この男性について福岡地検は、容疑を窃盗と暴行に切り替えた上で今後起訴しないことを決めました。(先月28日付け)
理由については「諸般の事情を総合的に考慮した」としています。