先月11日から今月5日にかけて、福岡市博多区に住む77歳の男性が、SNSで知り合った何者かに株の取引を持ち掛けられ、現金2960万円を騙し取られました。
今年4月30日ごろ、博多区に住む77歳の男性に、投資家の女性アシスタントを名乗る何者かからSNSで株式投資を勧める内容のメッセージが届きました。
株の取引についてメッセージのやりとりをしていた77歳の男性は、新たに「投資の先生」を名乗る何者かを紹介されます。
男性は、「我々は投資家の集まりで、我々に株取引を任せてくれれば、一晩にして必ず高額利益を手にすることができます」「株の売買は、我々が代行できますから、我々に株取引を任せてくれれば、短期間で高額の利益を得ることができます」などと株式投資を持ち掛けられ先月11日から今月5日にかけて、指定された口座に、計6回にわたり2960万円を振り込み騙し取られたということです。
約8000万円の利益が出ているとの思い込んでいた男性が出金しようとしたところ、「出金するためには更に入金が必要」と言われたため男性が知人に相談。
知人に「詐欺」と指摘されたため警察に相談し、事件が発覚しました。
警察によりますと、男性は、過去に株式投資の経験があったにもかかわらず騙されてしまったということです。
警察は「SNS上での投資話は詐欺の可能性があります!」「面識のない人にお金を振り込んではいけません!」などと注意を呼びかけています。