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運転中に「てんかん」発作 歩行者9人はねた男に実刑 懲役2年6か月

RKB毎日放送 2024年7月12日 17時55分

去年11月、福岡県宇美町で乗用車で歩行者9人をはねてけがをさせたなどとされる男の裁判です。

福岡地裁は12日、男に懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

免許更新でうその回答

判決によりますと、無職の中村進被告(66)は去年11月、宇美町で乗用車を運転中に持病の「てんかん」の発作を起こし、高校生など9人をはねて重軽傷を負わせたほか、過去に「てんかん」の発作で意識を失ったことがあるにもかかわらず、免許更新の際の質問票にうその回答をしました。

初公判で中村被告は起訴内容を認め、検察側は「車の運転が趣味など身勝手な理由で忠告を無視して運転した」などとして、懲役5年を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。

判決で福岡地裁の今泉裕登裁判長は、「被害者らの身体的・精神的苦痛も大きく、生じた結果も重大」などと指摘し、中村被告に懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

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