去年6月、知人の女と共謀して福岡県水巻町に住む52歳の姉を殺害し通帳を奪ったなどとされる妹の裁判員裁判です。
16日の被告人質問で妹は、姉の死亡につながった首の圧迫については、「いいえ、ありません」と改めて否定しました。
住居不定・無職の辻和美被告(52)は、去年6月2日、知人の岡村恵美被告(47)と共謀して福岡県水巻町に住む姉の辻つぐみさん(当時52)の首を圧迫して殺害し、通帳3冊と印鑑を奪ったとされる強盗殺人などの罪に問われています。
16日は、これまでの裁判と同じ上下黒のジャージ姿であらわれた和美被告が、被告人質問に臨みました。
弁護側の質問に対し、和美被告は、つぐみさんに催涙スプレーをかけ、倒した後、手足を結束バンドで縛ったことを認める証言をしたが、姉の死亡につながった首の圧迫については、「いいえ、ありません」と否定しました。
共謀したとされる知人の岡村被告に渡した計5800万円については、借金返済としながらも「貸したって言われたけど、現金もらっていないからわかりません」などと述べています。
また、和美被告は、ホームレス生活になる前から売春をして岡村被告に現金を渡していたことなども証言しています。