飲酒運転の検挙に貢献したコンビニの女性店長に感謝状が贈られました。女性店長は、破損した車で店に乗り付けた裸足で千鳥足の女性を発見。すぐに警察に通報すると酒や食べ物を買おうとする女性にレジで話しかけて警察が到着するのを待ったということです。
感謝状が贈られたのは、「ローソン門司上二十町店」の店長竈本理絵さん（61）です。
今年5月26日の朝、コンビニの外で作業をしていた竈本店長は、左前部が壊れた乗用車が駐車場に入って来るのを目撃しました。車の運転席側のドアを開けて降りてきたのは、千鳥足で歩く女性。靴も履かず、裸足でした。
竈本店長は、すぐに女性が乗っていた車の車種とナンバーを警察に通報。その間、女性は店内で棚にぶつかったり倒れ込んだりしながら酒や食べ物を買い物かごに入れていたということです。竃本店長は、レジに支払いに来た女性と会話をするなどして警察を待ち、女性が再び車に乗らないようにしたということです。
基準値を超えるアルコールが検出され、まっすぐ歩けない状態だった女性は、酒酔い運転の疑いで今月4日に書類送検されています。その後の捜査によると書類送検された女性は、電柱にぶつかるなど3件の物件事故を起こしていたということです。
ローソン門司上二十町店・竈本理絵店長「確定じゃないと私たちは通報できないと思っていたんですけど、かもしれないとか、そういうのでも結構ですとおっしゃられたので、これからは勇気を持って通報していこうとおもってます」
警察は飲酒運転の疑いがあると思った場合には間違いでも良いのですぐに通報するように呼びかけています。