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3人死傷の衝突事故 安全確認不十分で右折した86歳の男に執行猶予付き有罪判決

RKB毎日放送 2024年7月18日 19時11分

去年12月、福岡市早良区で軽ワゴン車と軽乗用車が衝突し、はずみで弁当店に突っ込んだ軽乗用車に巻き込まれた90歳の男性など3人が死傷した事故の裁判です。

福岡地裁は軽ワゴン車を運転していた86歳の男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと福岡市早良区に住む無職・藤木嘉明被告(86)は去年12月、軽ワゴン車を運転中に福岡市早良区次郎丸の信号のない交差点で、安全確認が不十分なまま右折しようとして直進してきた軽乗用車と衝突。

その弾みで軽乗用車を道路脇の弁当店に突っ込ませ弁当を待っていた板倉友勝さん(当時90)を死亡させたほか軽乗用車を運転していた女性(当時67)と弁当店の店員(当時29)にけがをさせました。

18日の判決で福岡地裁(志田健太郎裁判官)は「進行方向を注視するという最も基本的な自動車運転時の注意義務を怠ったものであり、その過失を軽視することはできない」などと指摘。

一方で、「特に危険で悪質な運転に起因する事故ではない」「(被告は)車を廃車にし、運転免許の更新手続も行わず、二度と車を運転しない旨述べるなどして反省の態度を示している」などとして、藤木被告に禁固1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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