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”危険な暑さ”ラジオ体操は汗だく 農作物に異変も ”熱中症”続出「家の中も危険」

RKB毎日放送 2024年7月25日 19時58分

25日は福岡県太宰府市や久留米市で最高気温が38・4℃となるなど危険な暑さとなりました。

福岡県では43人が熱中症とみられる症状で病院に運ばれています。

夏休み恒例”朝のラジオ体操”も汗だく・・・日中は38℃超えの危険な暑さに

RKB 堺恭佑記者「おはようございます。午前8時40分、9時前とは思えない強い日差しです。ラジオ体操もまだ第一なんですが、私もう汗だくです。暑い」

福岡市中央区の舞鶴公園で22日から行われている朝のラジオ体操。
25日は子供から高齢者まで59人が参加しました。午前9時前で気温は33℃まで上昇。

終わったらすぐに水分補給です。

参加した子ども「楽しかった。暑い」母親「小学校の時来てました。こんなに暑くなかったです」

舞鶴公園管理事務所 木村泰三さん「朝から暑い。30℃超えでずっと暑かった。だからラジオ体操に参加する人も少ないかと思ったけど、逆に多かったからどうしてかなと」

25日は福岡県と佐賀県の多くの地点で今シーズン一番の暑さとなりました。

最高気温は、太宰府市と久留米市で38.4℃を記録したほか、佐賀市で38℃、福岡市も37℃に達するなど体温を超えるほどの危険な暑さとなりました。

農作物に”異変”猛暑で収穫早める農家

暑さの影響は農作物にも出ています。
うきは市の観光農園では例年より早く梨の収穫が始まりました。猛暑で実が熟すのが早まっているためです。

春光園 末次伸行さん「梅雨に入るのが遅くて、そこでの日照がかなり影響しているんじゃないですかね」

収穫までの期間が1週間ほど早いため、例年より実は小ぶりです。

高温と直射日光に当たったことによる日焼けで、果肉が固くなるおそれがあるため、早めの収穫に踏み切ったということです。

熱中症の患者が続出「どこの病院もいっぱい」「家の中も注意が必要」

患者「足がつってきた。右足が」

福岡赤十字病院 弓削理恵 医師「熱中症でいいと思います。脱水があっての症状だと思います」

福岡市南区の福岡赤十字病院には熱中症とみられる患者が。

救急隊からの搬送依頼の電話もひっきりなしにかかっていました。

福岡赤十字病院 救急センター 友尻茂樹 センター長「太宰府からかかってきました。今はかなりどこの病院もいっぱいになってるんで、太宰府とか糸島からもきのうは来てますよ」

25日は午後1時までに2人が熱中症の疑いで運ばれてきました。

熱中症患者「コンクリートの照り返しが強くて。めまいじゃないけど火花みたいな。あれがめまいの始まりなんでしょうね。お茶も飲んだのにと思うけど、脱水症状じゃないかと言われました」

熱中症は屋外だけでなく家の中にいても注意が必要です。

福岡赤十字病院 救急科副部長 荒武憲司 医師「油断してしまうのが家の中、建物の中。エアコンはつけても窓は開けとったとか、そういう感じで熱中症になってくる方はいる」

この危険な暑さはまだしばらく続きそうです。

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