福岡県北九州市は、今年5月に市内の精神科病棟などに通院した人の個人情報延べ1万人分のデータが入ったディスクを紛失したと発表しました。
北九州市によりますと7月23日、北九州市保健福祉局の職員が、市内の複数の精神科病棟や心療内科に通院した人のデータがパソコンに保存されていないことに気づきました。
その際、保存に必要なディスク1枚がなくなっていることが分かったということです。
ディスクには、今年5月に精神科病棟などに通院した人、延べ1万人分の名前や性別などが保存されていました。
社会保険の診療報酬(公費負担分)を支払う際の手続きに必要なデータだということです。
北九州市保健福祉局の職員が、ディスクが入ったままの封筒を誤って廃棄したとみられるということです。
26日時点で個人情報の流出といった被害の報告はないということで、北九州市は「再発防止に努める」としています。