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【結果】全国学力・学習状況調査福岡は「数学」が全国平均下回る

RKB毎日放送 2024年7月29日 17時16分

小中学校で今年4月に実施された全国学力・学習状況調査の結果が発表され、福岡県では中学校の数学が唯一、全国平均を下回りました。

今年4月に実施した調査

今年4月に全国で行われた調査は小学6年が国語と算数、中学3年が国語と数学を対象に実施され、福岡県では8万2130人が参加しました。

【小学校】国語・算数全国平均以上

福岡県の正答数は全国の平均正答数を100とした場合、小学校では国語が102.1、算数が101でいずれも全国平均を上回りました。

全国平均以上となるのは国語が7回連続、算数が6回連続です。

【中学校】数学の正答数 2年ぶりに全国平均を下回る

中学校では、国語の正答数が100で、4回連続で全国平均以上となりましたが、数学は記述式の問題の正答率が低く、正答数は97.6で2年ぶりに全国平均を下回りました。

地区によって正答数に差

地区別でみると、福岡市やその周辺の「福岡地区」だけが全教科で全国平均を上回った一方、田川市や飯塚市などの「筑豊地区」で全教科で平均を下回るなど、地域間の格差が大きくなっています。

福岡県教委義務教育課古島裕太課長は、「県全体では全国平均の水準を堅調に維持できている。地域間の差については、正答率が低い学校でどのような間違い方がしているのかなど詳細に分析していく」と話しています。

県教育委員会は今後、今回の結果を分析した報告書を作成し、すべての小中学校と教育委員会に配布することにしています。

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