30日午後福岡市東区の志賀島の海水浴場で、子供2人が海に流されました。 2人はいずれも救助されましたが、このうち男の子が意識不明の重体となっています。
海上保安庁や警察などによりますと、30日午後3時すぎ、福岡市東区の志賀島の海の家の従業員から「浮き輪に乗った人が沖に流された」と消防に通報がありました。
流されたのは男の子と女の子のあわせて2人で、2人とも救助されましたが、このうち男の子1人が意識不明の重体だということです。女の子は意識があり命に別状はないということです。
警察によると、2人は鳥のような形をした大きめの浮き輪に乗っていたということで、漁船が救助しました。
海の家の従業員は、「午後3時ごろ、男性が『子どもが流された』とやってきた。砂浜に見に行ったら沖の方に流されているのが見えた。漁師が船を出したかもしれない」と話しています。
福岡管区気象台によりますと、午後3時ごろ福岡市では最大瞬間風速10.5メートルの北西の風が吹いていました。
警察や消防などが当時の状況を調べています。