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中学校の屋外プール~校舎を裸足で往復 中1女子生徒21人がやけど 5人の遅刻を受け女性教員が移動時間の計測を全員に指示

RKB毎日放送 2024年7月31日 15時38分

7月8日、福岡県糸島市にある中学校で屋外プールと校舎の間を裸足で往復した中学1年の女子生徒21人が、足の裏に水ぶくれができるなどのやけどを負っていたことがわかりました。

一部の生徒が水泳の授業に遅刻したことを理由に、女性教員が、出席した生徒全員に移動にかかる時間を測るよう指示したことが原因です。

糸島市教育委員会によりますと、7月8日、糸島市にある中学校の1年女子の水泳授業で5人の生徒が4分遅刻しました。

遅刻した女子生徒が「下駄箱からプールまでの移動時間がかかる」などと遅刻の理由を話したため、担当の女性教員が約40人の女子生徒全員に屋外プールから校舎までの移動時間を測るよう指示。

女子生徒たちは、靴を履いて移動するよう指示されましたが、女性教員が、すぐに時間の計測を始めたため、多くの女子生徒が、舗装された通路やグラウンドの土の上を裸足で移動したということです。

屋外のプールと校舎の間を裸足で往復したことにより、21人の女子生徒が足の裏に水ぶくれができるなどのやけどを負いました。

女性教員は、翌日、やけどを負った21人の保護者に個別に謝罪。

3日後の水泳授業の際に、約40人の女子生徒全員に謝ったということです。

糸島市教育委員会は、「靴を履くよう指示していたが徹底できていなかった。遅刻していない生徒に連帯責任のような形になったことも不適切な指導だった」とコメントしています。

福岡管区気象台によりますと、7月8日の糸島市内は正午頃に気温33・5度を観測していました。

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