西部ガスホールディングスの第1四半期の連結決算は、4期ぶりの減収・減益となりました。
不動産事業が好調だったものの、LNG(液化天然ガス)の価格の下落などから、主力のガス事業で売上高が落ち込んだのが主な要因です。
純利益は27.2%減に
西部ガスホールディングスは31日、今年4月から6月までの第1四半期の連結決算を発表しました。
事業別の売上高をみると、不動産事業では、福岡都市圏などの分譲マンションの販売が好調で、前年同期比で18.4%増の94億6400万円でした。(14億7100万円増加)
一方で、主力のガス事業の売上高はLNGの価格の下落を背景に、10.3%減の368億400万円でした。(42億2300万円減少)
売上高全体では前年同期比で5%減、30億7500万少ない585億5700万円となっています。
このためいずれも前年同期比で、経常利益が16.6%減の31億3500万円、純利益が27.2%減の18億9900万円となり、4期ぶりの減収・減益となりました。
通期の業績については今年4月に公表した予想から変更はないということですが、西部ガスホールディングスの加藤卓二社長は、「物価高や原料の調達など課題は山積しているが、今後も気を引き締めて取り組んでいきたい」と話していました。