値上げラッシュで家計への負担が大きくなる中、猛暑の影響で食卓に欠かせない野菜価格が高騰しています。福岡市内の青果店では葉物野菜が3倍以上高くなっていました。
物価高騰で落ち込む消費を喚起しようと、県内の商店街などではプレミアム付き商品券の販売が1日から始まっています。
暑さで変形したキュウリ
連日続く猛暑の影響で、野菜にも異変が起きています。
福岡市博多区の竹下商店街にある青果店を訪ねてみると・・・
暑さの影響でキュウリが膨れて変形していました。
暑さで野菜が傷むため、店頭に並べることができず、冷蔵庫に保管しています。
野口青果 野口豊さん
「水分を含んだジャガイモを置いたままにしておくと、暑いときは中が腐って爆発してここら辺から爆発するんよジャガイモなんか、こんな高いの初めて」
葉物野菜の価格は3倍以上
ジャガイモの値段は春先と比べ、2倍以上。
水菜や春菊、ほうれん草などの葉物野菜は3倍以上高くなっています。
野口青果 野口豊さん
「ほうれん草も高くなっているよ。300円で買います?買わないでしょ。僕たちも助けてもらいたいけど、お客さんが買いやすいようにしとかないと、(お客さんが)また遠のいてしまう。」
商店街からは人が減る
暑さの影響もあって、商店街は人通りが減っています。
そんな中、福岡市の竹下商店街振興組合は、消費喚起を図ろうと20%のプレミアムがついた商品券の販売を1日からはじめました。
1万円で1万2000円の買い物をすることができます。
野口青果 野口豊さん
「お客さんは喜ぶ。1万円買ったら1万2000円。朝から郵便局に並んでいた。」
プレミアム付き商品券は竹下商店街のほか、福岡県内の多くの自治体が1日から販売受け付けを開始しています。