サイバー犯罪を取り締まる「専門捜査官」の仕事に興味を持ってもらい採用につなげようと、福岡市で大学生を対象にした講習会が開かれました。
「興味もってほしい」情報セキュリティ学ぶ
5日、福岡市天神で開かれた講習会には、市内の大学生10人が参加しました。
講習会ではまず警察とトレンドマイクロ社の担当者がサイバー犯罪の現状などを説明しました。
その後、学生たちは制限時間内に問題を解き隠されたメッセージを見つけ出すゲームを体験して情報セキュリティについて学びました。
福岡県警察本部 サイバー犯罪対策課 久松清一 課長
「インターネットバンキングに係る不正送金事案、これが(去年は)被害件数・被害額ともに過去最高でした。フィッシングメールにはくれぐれもご注意いただきたいと思います」
サイバー犯罪の増加に伴い福岡県警では「専門捜査官」の採用に力を入れていて、9月の採用試験では、情報工学の採用枠をこれまでの3人から5人に増やすことにしています。