福岡県朝倉市や久留米市では6日、最高気温が37℃を超えるなど各地で猛暑日となり、県内では、49人が熱中症の疑いで病院に運ばれています。
この連日の暑さで、野菜にも異変が起きています。
18日連続の熱中症警戒アラート
18日連続で熱中症警戒アラートが発表された福岡県。
6日も朝から気温が上がり、最高気温は朝倉市で37・3℃?久留米市では37・1℃?を観測しました。
連日の猛暑に”夏バテ”しているのは人間だけではありません。
最盛期を迎えるオクラに異変
RKB毎日放送 西尾健佑 記者「今が旬のオクラ、1日にこれだけたくさんの量が採れるということですが、このオクラも夏の暑さの影響を受けています」
久留米市田主丸町でオクラを育てる横溝文男さん。
600平方メートルの畑で1日に150キロほど収穫しているということですが、最盛期を迎えるオクラに異変が起きていました。
オクラ農家 横溝文男さん「これです、これ硬いでしょう。水不足になると、水分が足りなくて固いオクラになるんです」
日照りが続いた影響でオクラが硬くなり全体の1割ほどが出荷できない状態だといいます。
梅雨明け後の降水量をみると久留米市の先月下旬の降水量は平年の71.7ミリに対し今年は1.0ミリとほとんど雨が降っていません。
農家がとった対策は
横溝さんは、オクラの水分を保ち軟らかくするために、水路から畑に水を引き込む対策を始めました。
オクラ農家 横溝文男さん「この暑さは異常です。去年までは雨が降っていたけれども、今年はこういう日照りが続くというのはですね、考えられない」
影響は、他の野菜にもー。
横溝さん「枝豆狩りをしているんですうちは、トウモロコシ狩り、もう全滅だった、枝豆が2万本、トウモロコシが2万本パー。自然には逆らえないです。」
福岡管区気象台によりますと、九州北部は、今後も日照時間が多く、降水量は平年並みか少ない見込みとなっていて、生産者の不安は続きそうです。