大麻を含む液体約480グラムをタイから密輸したなどとして23歳の男2人が逮捕・起訴されました。
2人は高校時代の同級生で、3万円の報酬で大麻の受け取りを依頼するやり取りをしていたということです。
大麻取締法違反などの疑いで逮捕・起訴されたのは住所不定・職業不詳の平野智也被告（23）と福岡市博多区の会社員・高尾悠作被告（23）です。
平野被告と高尾被告は4月25日、何者かと共謀の上、大麻を含む液体約477.42グラム（末端価格約480万円）をタイから輸入したなどの疑いが持たれています。
九州厚生局麻薬取締部などによりますと、税関による郵便物の検査で瓶2本に入っていた液体に大麻が含まれていることが判明。
5月9日、福岡県粕屋町の仲原郵便局で、郵便物を受け取りに来た高尾被告を現行犯逮捕しました。（規制薬物として代替物を所持した麻薬特例法違反の疑い）
その後、高尾被告から押収したスマートフォンの捜査などから、高校の同級生だった平野被告の関与も浮上。
平野被告が高尾被告に3万円の報酬で大麻の受け取りを依頼していたということです。
平野被告は麻薬特例法違反と大麻取締法違反（輸入・所持）、高尾被告は大麻取締法違反（輸入）の罪で起訴されています。
九州厚生局麻薬取締部の取り調べに対し、平野被告は容疑を一部否認している一方、高尾被告は容疑をおおむね認めているということです。