夏休みが終わり、来週から新学期が始まる学校も多くあります。休み明けは気持ちが不安になる人も多くいます。もし、子供が学校に行きたくないと打ち明けてきた場合、保護者はどう対応すれば良いのでしょうか?
長期休みで生活リズム乱れ 新学期への不安も
夏休み中は生活リズムが崩れがちになり、規則正しい生活に戻ることが難しくなります。
また、学習の遅れや子供同士のトラブルがある場合、新学期への不安が大きくなることがあります。
夏休み明け、子供から学校に行きたくないと言われたとき、保護者はどう対応したらいいのでしょうか?
その参考になる「学校休んだほうがいいよチェックリスト」が話題になっています。
「学校休んだほうがいいよチェックリスト」とは?
「学校休んだほうがいいよチェックリスト」は、LINEでできるチェック表で、精神科医が作成した20項目について、保護者が子供の様子を入力していきます。
「夜中に何度も目が覚めたりする」「朝食や身支度など時間がかかりすぎる」など、不登校の予兆としてよくみられる行動について「はい」「いいえ」で答えます。
その結果、「休ませましょう」「聞いてみましょう」「問題なさそうです」といった、精神科医の過去の診断などに基づいた参考意見が出るのです。
このチェックリスト、去年夏休みが終わる直前に公開したところ、6日間で利用者が1万6000人を超え、現在は7万人以上が登録をしています。
このチェックリストを精神科医とともに作った石井しこうさんは自身も不登校だった過去があります。
開発に携わった石井しこう さん
「親としては『学校に行きたくない』と子供から訴えられた時に、気持ちを受け止めてしまったら、この子を自分が不登校にさせてしまう、将来的にひきこもりさせてしまう、社会が遠ざけてしまう、とそんな風に不安に感じられる方がいっぱいいらっしゃる。ですから、子供も休みが必要なんだけどそれが言えない」
「自分の子供だからこそ状態が見えなくなってしまうこともありますので。お試しでいいので無料ですから使ってみて、子供がどんな状態なのかわかってもらえると嬉しいなと思います」