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混戦模様の自民党総裁選 佐賀でも国会議員の動き活発化 立憲議員「濁った水がきれいになるわけではない」批判

RKB毎日放送 2024年8月26日 16時19分

自民党の総裁選挙をめぐり26日、新たに河野デジタル担当大臣が出馬会見を開きました。

総裁選には、複数の党幹部や閣僚経験者が意欲を示していて混戦模様となっています。

「解散総選挙」を見据え、地元選出の国会議員の動きも慌ただしくなっています。

自民・茂木幹事長「覚悟を持った決断を近々させていただきたい」

RKB 西尾健佑 記者
「自民党の総裁選では10人以上の議員の名前が挙がっていますが、このうちの一人、茂木幹事長が佐賀市内でこれから講演を行います」

25日、佐賀市で開かれた自民党・山下雄平参議院議員の政治資金パーティー。

講演を行ったのは、総裁選への出馬が注目されている茂木敏充幹事長です。

茂木幹事長は総裁選については、「まだ決めていない」と前置きしながらも、近く決断する考えを示しました。

自民党 茂木敏充 幹事長
「国際社会の中でも日本の存在感というのがさらに高まっていく、そういう国にしていく。そのための覚悟を持った決断、これを近々させていただきたい」

こうした中、佐賀の国会議員の動きは・・・

旧茂木派の山下参議院議員は、次の総裁選について具体的な名前は挙げませんでしたが、党内の「綱紀粛正」が重要だと強調しました。

自民党 山下雄平 参議院議員
「政治とカネの問題で、非常に私自身に対しても逆風というか厳しいご指摘をいただくこともあるので、綱紀粛正をできるようなことを掲げられるかどうかということにも非常に注目しています」

同じ旧茂木派の古川康衆議院議員は、茂木幹事長が出馬を表明した場合は「応援したい」としています。

自民党 古川康 衆議院議員(比例九州)
「茂木先生は私の政治の師でもありますし、10年間お近くで仕事ぶりを拝見していて非常に素晴らしい方だと思っています」

岩田和親衆院議員は小林鷹之氏を支援「従来の形にとらわれない総裁選を望む」

自民党の総裁選をめぐっては、小林鷹之前経済安保担当大臣が出馬を表明しているほか、

石破茂元幹事長も24日、地元・鳥取県で演説した際に立候補を表明しました。

旧岸田派の経済産業副大臣である岩田和親衆議院議員は、一番乗りで総裁選への立候補を表明した当選同期の小林氏を支援する考えを示しています。

自民党 岩田和親 衆議院議員(比例九州)
「自民党の危機的な状況の中で、意を決して若いそういった議員が手をあげるということ、こういった思いに共感をして、そして従来の形にとらわれない、そういった形での総裁選を望むという意味でも意義がある」

一方、立憲民主党は”冷ややかな目”「濁った水がきれいになるわけではない」

一方、代表選を控えている立憲民主党は、自民党の総裁選の動きを冷ややかな目で見ています。

立憲民主党 原口一博 衆議院議員(佐賀1区)
「表紙が変わったからといって、濁った水がきれいになるわけではないと思います。もう政治とカネの問題について終わったかのようなあのやり方、とても許せないと思います」

立憲民主党 大串博志 衆議院議員(佐賀2区)
「秋の衆院選は確実ではないかという風に思います。みんなで政権を取りにいく戦いをやっていきたい」

立憲民主党の代表選には枝野幸男前代表が立候補を表明しているほか、

泉健太代表、野田佳彦元総理も立候補の意向を固めています。

解散総選挙を見据え「党の顔」に誰を選ぶのか、与野党の動きが活発になっています。

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