福岡市動物園は23日午後、子ゾウが一時、柵をすり抜けてゾウ舎から抜け出していたと発表しました。
福岡市動物園によりますと、23日午後1時ごろ、体高が1メートル70センチの3歳の子ゾウ(メス)がゾウ舎に併設されている運動場の柵を抜け出しました。
柵は、等間隔に置かれた金属製のポールにワイヤーが巻かれたもので、子ゾウはワイヤーの隙間(66センチ)からすり抜けていたということです。
子ゾウは一時運動場の外に出ていていて、来場者が発見し園に通報。
飼育員が駆けつけましたが、自力で運動場に戻っていました。
来場者との接触などはなかったということです。
福岡市動物園の担当者は「専門の意見を聞きながら、ゾウが柵を出ないように補修を考えている」と話しています。
この子ゾウを含むゾウ4頭は、今年7月にミャンマーから福岡市動物園に移送されました。
ゾウは10月下旬から11月上旬ごろに一般公開される予定です。