8月29日の未明、福岡市城南区で、乗用車を運転中に軽自動車に追突する事故を起こして男性にけがをさせた上、現場から逃走したとして44歳の飲食店経営(自称)の男が逮捕されました。
男は、「飲酒運転がばれるので逃げた」などと供述しているということです。
過失運転傷害と道路交通法違反(救護義務)の疑いで逮捕されたのは、福岡市城南区片江に住む飲食店経営(自称)・重富一範容疑者(44)です。
重富容疑者は、8月29日午前2時半前、城南区樋井川の交差点で、乗用車で信号停車中の軽乗用車に追突する事故を起こして男性(33)にけがをさせた上、現場から逃走した疑いが持たれています。
この事故で、男性は、首と腰に軽傷を負いました。
警察によりますと重富容疑者は、事故直後に「示談でお願いできませんでしょうか」と男性に声をかけ、男性が「警察に通報します」と答えたところ、乗用車に乗り込み逃走したということです。
男性が、逃走する様子を、スマートフォンで撮影していためすぐに重富容疑者の関与が浮上。
自宅に戻っていた重富容疑者は、事情を聞きに来た警察官に対し、「飲酒運転がばれるので逃げた」などと話したということです。
事故から約40分後の検査では、重富容疑者の呼気から基準値の8倍を超えるアルコールが検出されています。
取り調べに対し、重富容疑者は「交通事故を起こし相手を救護することなく、事故現場から逃げたことは間違いありません」などと供述し、容疑を認めているということです。
警察は、重富容疑者を酒気帯び運転の疑いでも立件する方針です。