29日の夜以降、九州北部に最も近づくとみられる台風10号。福岡県と佐賀県では、強風にあおられ転倒するなどして、29日午後4時までに少なくとも13人がけがをしています。
福岡県などによりますと、行橋市では、風にあおられて転倒するなどして79歳の男性と68歳の女性がけがをしています。
また、糸島市では、60代男性が屋根から転落し、頭に重傷を負うなど、福岡県内ではあわせて7人がけがをしたということです。
一方、佐賀県では、吉野ヶ里町で、歩いていた72歳の男性が風にあおられ転倒し、手の骨を折る重傷を負っています。
このほか、鳥栖市では、自宅の雨戸を閉めようとした75歳の女性が強風にあおれらて1.5メートル下に転落し、頭に軽傷を負うなど、佐賀県内で6人がけがをしています。