30日朝、北九州市八幡西区にある市の指定有形文化財、「旧高崎家住宅」の白壁が剥がれ落ちました。
経年劣化が進行していた部分が台風の雨と風の影響で剥がれ落ちたとみられています。
30日午前8時ごろ、八幡西区木屋瀬にある市の指定有形文化財「旧高崎家住宅」の白壁が剥がれ落ちているのが見つかりました。
白壁は縦約1メートル、横約3メートルにわたって剥がれ落ちていました。
白壁は、雨に弱い漆喰で作られていることから、経年劣化が進行していた部分が台風の風と雨の影響で剥がれ落ちたとみられています。
当時周辺には誰もおらず、けが人はいませんでした。
江戸時代に建てられた「旧高崎家住宅」は、北九州市の有形文化財に指定されていて、通常は建物内が公開されていますが、台風の接近に伴い、29日と30日は臨時休館となっていました。
ほかにも白壁がひび割れていたり、瓦が剥がれかかっていたりする場所があるということで、北九州市は当面の間、「旧高崎家住宅」を休館し、点検・補修を行うということです。
(画像は北九州市提供)