九州を横断し、各地に爪痕を残した台風10号。
1日、低気圧に変わりましたが、スーパーでは商品が届かず欠品が続くなど、影響が続いています。
農作物への被害はそれほど大きくなかったものの・・・
福岡市の青果市場。
台風10号の影響で先週金曜日の8月30日は休業を余儀なくされましたが、9月2日(月)は、威勢のいいセリ人のかけ声が響きました。
福岡大同青果によると、心配された作物への被害はそれほど大きくなかったといいます。
福岡大同青果・営業促進課 中山采佳 係長
「状況として大きいのは宮崎県だったり大分県の方で竜巻の突風などでのハウスの倒壊といった情報をいただいています。生産者が選果をしなかったり、トラックが走らないというところで入荷が一時ないという時がありましたが、それ以降に関しては現時点では概ね回復しています」
商品が並ばないスーパーの陳列棚
一方、小売り店では・・・
RKB 堺恭佑 記者
「朝の陳列が終わったところですが、スーパーの売り場には商品が並んでいない棚が目立ちます」
福岡市東区のスーパー「エムズ」は、先週金曜日から営業を再開していますが、商品によっては入荷が遅れ、欠品が続いています。
買い物客
「棚が寂しい感じはしますね。もうちょっと事前に台風前に買っておけばよかったかなとは思います」
買い物客
「少ないですね。しょうがないですね台風の影響で」買いたい野菜が他店になくて、ここは3軒目です。回ってきて。けっこうまだ入ってないですね野菜は。今からじゃないですかね」
あす(3日)あさって(4日)の到着になるか
物流の再開で品揃えは徐々に戻りつつありますが、遠方から配送される商品に関してはもう少し時間がかかるということです。
エムズ 美和台店 久松浩一 店長
「関東関西便の商品に関してはあす(3日)あさって(4日)の到着予定です。きょう(2日)はまだ揃いきらない感じですね。入ってきた商品をとにかく売るしかない」
台風10号は低気圧に変わりましたが、影響はあと少し続きそうです。