福岡市教育委員会が来年度から順次、市立小学校の水泳の授業を民間に委託する方針を固めたことがわかりました。
関係者によりますと、福岡市教育委員会は来年度から順次、市立小学校の水泳の授業を民間のスイミングスクールなどに委託するということです。
小学校のプールをめぐっては、老朽化に伴う高額な建て替え費用や維持管理費が課題となっていて、福岡市教委は今年度、モデル事業として小学校4校で水泳授業の民間委託を実施しています。
水質管理などの業務や水泳指導を民間に委託することで、教員の負担軽減につながるほか、天候に左右されず、安定した授業の実施が可能になるということです。
一方、146校の市立小学校に対し、市内にある民間のプール施設は40か所に限られていて、プールまでの移動時間が徒歩やバスで10分以内の小学校から順次、実施していく予定です。