地震によって火災が発生したという想定で、初期消火の手順などを確認する訓練が、福岡県久留米市のタイヤメーカーの工場で行われました。
6日午前、「ブリヂストン久留米工場」で行われた訓練には、工場の「自衛消防隊」に任命されている従業員や久留米消防署の隊員などおよそ200人が参加しました。
訓練は、震度6強の地震が発生し工場の2階から火が出たという想定で行われました。
従業員は素早くホースをつないで放水する初期消火の手順を確認しました。
また、消防は逃げ遅れた人を救出しはしご車から放水する訓練を実施しました。
久留米消防署 堤国博 消防司令長
「落ち着いてまず行動すること。それから119番していただいてその情報を私たちに引き継いでいただく。それと同時に避難をしっかりしていただく」
ブリヂストンは、2003年に栃木工場で大規模な火災が起きたことをきっかけに、毎年、消防と合同の訓練を行っています。