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立憲民主党代表選 4候補が福岡で遊説”選挙の顔”誰に 野党共闘の動きは?

RKB毎日放送 2024年9月9日 18時48分

立憲民主党の代表選挙が告示され、8日、候補者が福岡市で街頭演説を行いました。

秋にも解散・総選挙が見込まれる中、野党第1党は誰を選挙の顔とするのでしょうか。

泉健太 代表
「自民党の総裁選は立憲民主党の周回遅れを走っている」

吉田晴美 衆議院議員
「これまで政治は世襲で、政治は一部の人が動かしている」

野田佳彦 元総理大臣
「総理が辞めればお終いですか。表紙が変わればお終いですか。違うんじゃないですか」

枝野幸男 前代表
「裏金議員ももうこれでお終い。これ以上の政治改革もやらない」

8日、福岡市で行われた立憲民主党の代表選挙の候補者4人による街頭演説。

いずれも自民党の政治を批判し、次の解散総選挙での「政権交代」を訴えました。

泉健太 代表
「(自民党の総裁選で)これは立憲民主党の総裁選かというくらいに防衛増税ゼロとか政策活動費を廃止するとかどの口が言っているだんと」

自民党総裁選での議論を批判した泉氏。

自分の主張してきた政策が正しかったと強調しました。

吉田晴美 衆議院議員
「小さな八百屋の出身です。八百屋の娘です。地盤看板カバンもない。1期生でそして女性でなかなかそんな機会が永田町の常識ではありません」

吉田氏は、自身が1期生の女性で、政治とは無縁の生い立ちから代表選に出たことをアピールしました。

野田佳彦 元総理大臣
「根っこの問題は何か裏金問題が決着ついたのかどうかです。政権交代こそが最大の政治改革である」

野田氏は、裏金問題は脱税だと批判したうえで、政治の透明性や改革の必要性を訴えました。

枝野幸男 前代表
「裏金問題。臭いものにふたをするかのようにごまかし、そしてなかったことにしようとしているのはこれ自民党の総裁選挙じゃないでしょうか?」

枝野氏は「裏金問題を隠ぺいしている」と自民党を強く批判しました。

立憲民主党福岡県連の城井崇代表は、次の衆院選を決勝戦としたうえで、今回の代表選を「政権交代に向けた準決勝」と位置づけています。

立憲民主党福岡県連・城井崇 代表
「立憲民主党がいかに政権を担えるか。具体的な政策、あるいはそれに向けた体制づくり、党運営や野党との選挙区調整のあり方などをぜひ論じて深めている姿を多くの国民・有権者のみなさまにも見て頂きたい」

一方で、最新のJNNの世論調査では、立憲民主党の支持率は5.3%と低い水準にとどまっています。

50代の男性
「(周りの人は代表選に関心を持っている?)立憲民主党やろ。あんまり(話)は聞かんね」

立憲民主党サポーター・80代の女性
「23日の代表選(投開票)までにはなんとか少しは(関心が)高まるんじゃないかなって思ってますけどね」

衆院選を前に有権者の関心を高めたい立憲民主党ですが、焦点となっているのが「野党共闘」です。泉代表は国民民主党の玉木代表と政策協議を行うことで合意。

福岡県内でも立憲民主党と国民民主党が、連合福岡の仲立ちのもと、11の選挙区のうち7選挙区で候補者をすみわけています。

共産党は野党共闘の必要性を強く訴えています。

日本共産党福岡県委員会・内田裕 委員長
「自民党を終わらせるためにはもう野党共闘しかないんですね。市民の皆さんと手を結んで市民と野党の共闘を発展させて、その上で政権を作っていくしかないわけですから」

これに対し連合福岡は、政策などが異なったままでの野党共闘に否定的な考えを示しています。

連合福岡・藤田桂三 会長
「政策論議や目指す社会像抜きにただたんに共闘するということにはならないと思っています」

次の衆議院選挙で政権交代を掲げる立憲民主党。

与党と対峙できる体制を作ることができるのか注目されます。

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