日本の南海上・フィリピン東海上付近は雲が多く台風や熱帯低気圧が発生しやすい状態
16日午後3時時点の雲の様子をみると、日本のはるか南海上には15日午後9時に発生した台風14号に伴う雲が大きく広がっていてフィリピンの東海上には熱帯低気圧に伴う雲もまとまっています。
これらの海上付近は、雲が多く、いつ新たな熱帯低気圧や台風が発生してもおかしくない状況です。
台風14号は18日ごろ沖縄に接近する見込み
台風14号は北西方向に進み、18日ごろ、沖縄に接近する見込みです。
沖縄は再び台風の影響を受けて、荒れた天気になり海上は大しけとなる恐れがあります。
台風14号は、20日ごろ中国大陸へ進み、熱帯低気圧に変わる見込みです。
新たに台風となる予想の熱帯低気圧は西へ
フィリピンの東海上にある熱帯低気圧は今後24時間以内に台風になる予想です。
今後は、西よりに進み、日本から次第に遠ざかるでしょう。
台風シーズン続く今後の動向は
16日午後4時時点でことしの台風発生数は14個。
7月までは台風の発生数が少ない傾向でしたが、8月以降は急に発生数が増えています。
秋になると偏西風は次第に本州付近に南下するようになり、台風はこの偏西風に乗って足早に本州付近を通りすぎることが多くなります。
9月は、大型の台風が本州付近に接近し、大きな被害をもたらすことが多くなる傾向があります。
被害を最小限に食い止めるために日頃からの台風への備えが重要となってきます。
RKB気象予報士 橘高香純
RKB気象予報士 横尾槙哉