インターネット上の仮想空間=いわゆるメタバースを活用して生徒が遠隔で授業に参加する新しい授業の実証実験が佐賀県で開かれました。
不登校の生徒も授業に出席できます。
佐賀県太良町の太良高校では、1年生の全クラスを対象に2次元メタバースを活用した授業が開かれました。生徒たちは学習用パソコンを使って、インターネット上の仮想空間=メタバースで自分の分身にあたるアバターを動かし教室に入って授業を受けることができます。
チャット機能で質問できるほか、メタバースにあるグループ用のテーブルに移動してグループでのディスカッションに参加することもできます。
佐賀県鳥栖市から授業に参加した生徒「やりやすかったです意外と。声でしゃべるのがあまり恥ずかしいから、チャットだとしゃべりやすい」
太良高校・緒方康二校長「思ったよりもスムーズにバーチャル空間に入ってきて、普通の対面授業と同じような授業ができているなと思っています」
メタバースを活用することで、対面で授業を受ける生徒と一緒に、不登校の生徒も遠隔で授業を受けることができ佐賀県は「最終的には、不登校の生徒が学校に戻ってくることを目指している」としています。