視覚障害がある子供たちに囲碁の楽しさを伝えようと、福岡県北九州市の盲学校で体験教室が開かれました。碁石表面の凹凸の違いで白と黒を判別し動かない碁盤があります。
小中学生が体験
八幡東区の北九州視覚特別支援学校で開かれた体験教室には、小学生と中学生あわせて5人が参加しました。
使うのは視覚障害者でも楽しめる「アイゴ」という碁盤と碁石で、碁石表面の凹凸の違いで白と黒を判別し、碁盤にはめ込むことで、触っても動かないようになっています。
子供たちは実戦の中で石の取り方や陣地の数え方など、基本的なルールを学んでいました。
体験した生徒
「白は表面がつるつるだけど、黒がぼこぼこしていてわかりやすかった」
「楽しく学べて良かった」
この体験教室は、日本視覚障害者囲碁協会が2015年から全国の盲学校を対象に開催しているもので、教室の後、協会は学校に碁盤と碁石を寄贈しました。