銀行口座を譲り受けるよう組員をそそのかしたとして逮捕された特定抗争指定暴力団「六代目山口組」系幹部の男性について、福岡地検は今後起訴しないことを決めました。
男性（37）はおととし6月、当時、同じ暴力団の組員の男に対し、「お金に困ってるならまず自分の口座を持ってこい」などと言い、組員と交際中の女性から女性名義の銀行口座のキャッシュカード1枚を受け取るようそそのかしたとして、犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕されていました。
男性は、警察の取り調べに対し「全部違います」と容疑を否認していました。
この男性について、福岡地検は今後起訴しないことを決めました。
理由については「諸般の事情を総合的に考慮した」としています。