小倉~広島の区間で始発から運転を見合わせていた山陽新幹線は、午前11時半ごろ運転を再開しました。
夜間に行っていた定期的な保守工事が予定通り終わらなかったのが原因で、5時間以上新幹線が動かなかった3連休の駅は大混雑し、およそ6万人に影響が出ました。
JR西日本によりますと、山陽新幹線は終電後に実施していた保守工事が予定通り終わらず、23日の始発から小倉~広島の区間で運転を見合わせました。
保守工事は、厚狭駅と新下関駅の間で終電後に架線の取り換えを行っていたもので、当初は始発までに終了する予定でした。
しかし、トラブルが発生したため予定通りに終了せず、午前11時半ごろにようやく運転を再開しました。
3連休最終日に発生したトラブルに、JR博多駅やJR小倉駅は、払戻しを求める人や、運転再開を待ち続けた人などで混雑しています。
RKB 植高貴寛記者「博多駅筑紫口の改札の前いは多くの人が集まっています。そして払戻しなどを求めて長蛇の列が出来ています」
静岡に帰る予定の人「静岡まで帰ろうと思ったんですけど止まっていて。自由席でいつでも乗れるように。不安で見に来ました」
富山に帰る予定の家族連れ「佐賀に国体の応援に来たんですけど10時の新幹線をとっていました」
また、ソフトバンクホークスのユニフォームを着用した男性は。
「京セラドームに。間に合うか微妙なんですけどせっかくチケットを取ったのに朝からずっと新幹線が止まっていて。運転再開が、7時から8時、8時から9時12時って言われてこの後どうなるのと。夜間のメンテナンスで遅れるとかありえへんでしょ」
名古屋に行く人「朝7時過ぎから待ってた、予定めちゃくちゃですよ。ごった返してるからまだ乗らない、12時52分ぐらいで様子見て」
ホームには休憩用の新幹線も用意されました。
運転は再開しましたが、現在もダイヤが大幅に乱れていて、3連休最終日、駅では混雑が続いています。