福岡市ではこの時期、越冬のために南下するタカの仲間のハチクマの渡りが見られ、野鳥の愛好家たちが観察に訪れています。
ハチクマは羽を広げると130センチメートル程になる大型のタカで、夏に日本で子育てをし、秋になると越冬のため東南アジア方面へ1万キロの旅をします。
福岡市城南区の油山片江展望台はハチクマ渡りが観察できる国内有数のスポットで、26日は朝早くから多くの愛好家が集まりました。
愛好家たちはハチクマを見つけると双眼鏡を覗きながら歓声を上げていました。
日本野鳥の会によりますと、今月1日から25日までに2696羽のハチクマが観察されたということです。
ハチクマの渡りは10月上旬まで続くとみられています。