福岡市中央区の路上で、バッグをひったくったとして逮捕された21歳の男について、警察は、ほかにも関与したとされる8つの窃盗事件などを立件し、捜査を終えました。
被害総額は約70万円に上るということです。
福岡県久留米市の無職・香月瑠希容疑者(21)、今年3月、中央区今泉の路上で、17歳の少年と共謀し、女性の現金や財布などが入ったバッグ(時価計約15万円相当)を盗んだとして、窃盗の疑いで逮捕されました。
その後の警察の捜査で、香月容疑者が去年7月から今年3月にかけて県内で8件の窃盗事件などに関与していたことを確認。
このうち5つの事件で香月容疑者を逮捕し捜査を終えました。
警察によりますと、香月容疑者は久留米市に住む16歳から24歳の先輩や後輩と共謀。
このうち、19歳の男と17歳の少年については、賭けボウリングという形で香月容疑者に対してそれぞれ約70万円の借金を負わせ、返済名目で窃盗を繰り返させていたということです。
昨年7月と11月には、ミニチュアの車のおもちゃ「トミカ」を350個以上万引きさせ、売却して得た金を借金返済に充てさせていました。
取り調べに対し、香月容疑者は、容疑を認めているということです。