佐賀市内に住む60代の女性がSNSで「韓国出身のドイツ育ちの外科医」を名乗る男性名義のアカウントから「アフリカに派遣される」などと言われ約1340万円をだまし取られたことが分かりました。
警察によりますと、今年6月、佐賀市内に住む60代の女性にSNSで「韓国出身のドイツ育ちの外科医」を名乗る男性名義のアカウントから「友達になりましょう」というメッセージが送られてきました。
そして、「アフリカに医師として派遣される」と連絡を受けた後、「強盗に遭い、助けてくれる人は誰もいません。入院費や食費を援助してもらえるとうれしいです。日本に戻ったらお金を返します」などと援助を依頼されました。
この話を信じた女性は、6月27日から7月11日までの間、99回にわたって、約1340万円分の電子ギフト券を購入し、外科医を名乗るアカウントに電子マネーとして使う際に必要なコードを伝えたということです。
その後、このアカウントと連絡が取れなくなった女性が不審に思い警察に相談して事件が発覚しました。
警察は、SNS等で知り合った相手からのお金の要求や儲け話は詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう呼びかけています。